2012：J2：24節：H：ファジアーノ岡山VS徳島ヴォルティス「運動量が光るが、勝利に繋がらず」

岡山VS徳島：0-0
得点者：なし
観客数：9457人

●岡山スタメン

10ﾁｱｺﾞ
11桑田・20川又
25田所・8千明・14仙石・2沢口
5植田・3後藤・30一柳
1中林

●リザーブ

GK：21真子
DF：22篠原
MF：17服部・13石原・7ｷﾑﾐﾝｷｭﾝ
FW：36関戸・19中野

●途中交代

10ﾁｱｺﾞ→7ｷﾑﾐﾝｷｭﾝ、11桑田→13石原、14仙石→36関戸

●徳島スタメン

22ｼﾞｵｺﾞ・9ﾄﾞｳｸﾞﾗｽ
10鈴木・17衛藤
20上里・8青山
24那須川・16斉藤・3橋内・6西嶋
21ｵｽﾝﾌﾝ

●リザーブ

GK：31長谷川
DF：2三木・5平島
MF：7徳重・15太田・27花井
FW：11津田

●途中交代

10鈴木→7徳重、22ｼﾞｵｺﾞ→11津田、20上里→27花井

●戦評

立ちあがりは、様子見の展開。
徐々にギアを上げていった両チーム。
決定機は、両チーム何度か作るが決め切れないもどかしい時間が、長かった。
終盤、岡山は、運動量で、徳島を圧倒し、猛攻を仕掛けるも徳島は、守りきった。
試合終了後に両チームの選手が何人か倒れるハードなゲームはスコアレスドローに終わった。

●レビュー（岡山側）

フィニッシュ、ラストパス共に課題は、解決出来なかった。
7ｷﾑﾐﾝｷｭﾝの投入後攻撃が加速したが、得点までには至らず。
決定機自体は、作れており、後はゴール、アシストという結果に繋げる必要がある。
移籍ウインドが、開くという事で、ネクストから昇格させ、そのラストピースを埋める事が出来るか。
現状のメンバーでは、この状況を打開するには、時間がかかる。
そのための昇格あるいは、補強の必要性を感じる。
怪我人の復帰も待ち遠しく、終盤に向けて、戦力をどれだけ整えるかに注目したい。
中でもセットプレイのキッカー不足は、深刻。
補強があるとすればレンタルでのキッカー。
あるいは26馬場、39福本辺りの昇格があるかもしれない。
試合以上の補強・昇格が気になって仕方ない。
そういった試合の中、選手は、足を攣る選手が多数出るほど、危機感を持って試合に臨んでいた事は評価したい。
影山監督がどういった決断を下すか、分からないが、ネクストやトップに関わらず、そういった気持ちを持って試合に臨んで欲しい。

●レビュー（徳島側）

佐藤と柿谷の抜けた穴が大きかったと感じる。
それでも、小林監督のサッカーが浸透してきており、守備は、形になってきた。
後は、攻撃面。
連動性が、上位を目指す上では、乏しく単調な攻撃が多かった。
その中で、何度かチャンスを作っていたので、個人技自体は高い。
元々守備の監督だけにその辺りは、難しいかもしれない。
徳島としては、失点を抑えて、1点差で、勝って行くのが今季は、現実的かもしれない。
資金力があるので、大きな補強により、得点力不足を解消したい。

●要点整理

(1)熱戦だった。
(2)選手は、良く走っている。
(3)非常にハードなゲームだった。
(4)足を攣る選手が多かったのは、痛かった。
(5)30一柳は、前への意識が強すぎる。
(6)7ｷﾑﾐﾝｷｭﾝが入ると中央からの崩しが円滑になる。
(7)7ｷﾑﾐﾝｷｭﾝは、やっぱり別格。
(8)7ｷﾑﾐﾝｷｭﾝは、次節は、スタメンで見たい。
(9)11桑田は、コンディションが上がって来た。
(10)でも、11桑田は、足遅すぎでしょ（笑）
(11)30一柳は、連携が悪い。
(12)1中林のキックが安定してきた。
(13)5植田の空中戦の強さは異常。
(14)5植田の左足から得点がもっと生まれそうな感じがする。
(15)セットプレイからやっぱり得点の匂いが…
(16)13石原のスピードは、流石。
(17)久々に25田所のボランチ。
(18)(17)は、悪くなかった。
(19)ちょっと最近ミスが多い。
(20)暑くなるけど、ここで、どれだけ集中して守れるかが重要。
(21)次節に向けて補強・昇格に期待したい。

●評点

岡山側

GK1中林：6，5：1対1をしっかり防ぎ、フィードの精度も良かった。
CB5植田：6，5：空中戦に強さを見せ、パスの質も高かった。
CB3後藤：6，5：決定的場面で、好守で守った。
CB30一柳：5，5：連携が合わない場面が目立った。
DH8千明：6，0：パスでリズムを作った。
DH14仙石：6，5：積極的にシュートを放った。
WB25田所：6，0：最後まで運動量が衰えなかった。
WB2沢口：6，5：攻撃で、存在感があった。
ST11桑田：5，5：一度良いパスを通すもシュートまでなかなかいけなかった。
ST20川又：6，0：後一歩の所で、決め切れず。
FW10ﾁｱｺﾞ：6，0：ターゲットとして機能した。

途中交代

7ｷﾑﾐﾝｷｭﾝ：6，5：途中出場ながら決定機的パスを通した。
13石原：6，0：スピードを活かしたプレイを見せるもラストパスは、課題。
36関戸：評価不可

影山監督：6，0：交代した選手が、上手く機能した。

徳島側

GK21ｵｽﾝﾌﾝ：6，0：ハイボール処理、ポジショニング等が良く安定していた。
CB16斉藤・3橋内：6，0：最後の所で、しっかり守った。
SB24那須川：5，5：何度か攻め上がるが、なかなか持ち味を発揮できず。
SB6西嶋：6，5：クロス精度やパスの良さが光った。
DH20上里・8青山：6，0：パスをしっかり繋ぎリズムを作った。
OH10鈴木：6，0：1対1を決め切れなかった。
OH17衛藤：6，0：強烈なミドルシュートを放つも決まらず。
FW22ｼﾞｵｺﾞ：6，0：ポストプレイをしっかりこなした。
FW9ﾄﾞｳｸﾞﾗｽ：5，5：あまり目立たず。

途中交代

7徳重：5，5：決定的場面を決めれず。
11津田：5，5：裏へ抜け出し、チャンスメークで、貢献した。
27花井：評価不可

小林監督：6，0：チーム状態が大分上がってきた。

審判（主審：家本、副審：宮島・伊東）：6，0：上手く裁いてゲームを作った。

●MOM

「1中林」

正直誰をMOMに選ぶか難しかった。
それでも、やはり1対1を止めたのは大きかった。
フィードも大分向上して来たし、安定感に磨きがかかって来た。
安心感が半端ないですね。

●次節希望スタメン

10ﾁｱｺﾞ
7ｷﾑﾐﾝｷｭﾝ・20川又
25田所・8千明・14仙石・13石原
22篠原・3後藤・30一柳
1中林

●次節希望リザーブ

GK：21真子
DF：2沢口
MF：17服部・36関戸
FW：11桑田・19中野（ネクス昇格組）・（ネクス昇格組）

●満足度

4点（10点満点）

やはりこれだけ勝てないと勝利に飢える。
よって満足度も自然と低くなる。
内容的にももっと出来る筈。

岡山から世界へ
To Be Continued

by杉野雅昭

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