2012:J2:39節:A:ザスパ草津VSファジアーノ岡山「今季を象徴する敗戦で、再びPOが絶望的に」

草津VS岡山:1-0
得点者:27アレックス・ラファエル
観客数:1887人
主審:森川 浩次
副審:大友 一平、竹田
和雄

1、A:岡山情報

影山
雅永監督

スタメン

10チアゴ
36関戸 健二、20川又 堅碁
25田所 諒、8千明 聖典、14仙石 廉、2沢口
雅彦
5植田 龍仁朗、18竹田 忠嗣、3後藤 圭太
1中林 洋次

リザーブ

GK:21真子 秀徳
DF:22篠原
弘次郎
MF:17服部 公太、34田中 奏一、28岡崎 和也
FW:35上條 宏晃、38三村


途中交代

10チアゴ→35上條 宏晃、36関戸 健二→28岡崎 和也、18竹田 忠嗣→38三村 真

 

2、H:草津情報

副島
博志監督

スタメン

11キム・ソンヨン、27アレックス・ラファエル
25横山 翔平、15小林 竜樹
6櫻田
和樹、20山本 啓人
4永田 拓也、3御厨 貴文、24乾 大和、23小柳 達司
22北 一真

リザーブ

GK:1内藤
圭佑
DF:13有薗 真吾、17星野 悟
MF:7林 勇介、8遠藤 敬佑
FW:16土井 良太

途中交代

4永田
拓也→13有園 真吾、25横山 翔平→7林 勇介

3、戦評

ファーストシュートは、草津6櫻田のシュートから。
試合は、停滞感漂う内容で、両チームなかなか決定機を作れない。
形は、草津の方が、作れており、シュート精度を欠いていた。
前半は、結局0-0で、折り返す。
後半の序盤は、岡山が、何度か決定機を作るが、草津が、集中して守り凌ぐ。
するとCKから草津27アレックス・ラファエルが、先制ゴールを決める。
岡山は、その後も攻めあぐね草津が、逃げ切る。

4、得点分析

H:草津:1得点目:27アレックス・ラファエル

20山本のロングパスで、裏へ抜け出した11キム・ソンヨンが、シュートを放つも3後藤が、シュートブロック。
これが、左CKとなる。
20山本がキッカー。
20山本が、蹴ったボールを11キム・ソンヨンが、高い打点のヘッドで、折り返す。
これに27アレックス・ラファエルが、ヘッドで、合わせてゴール。

素晴らしいCKだとだったと思います。
その前の20山本のパスも11キム・ソンヨンのシュートまでの動作も良かった。
3後藤の守備が、良かっただけに岡山としては、その後のCKを抑えたかった。

5、レビュー(A:岡山側)

7キム・ミンキュンの影響を感じる試合だった。
10チアゴは、10チアゴの良さを出しており、また違うチームとなった。
10チアゴの場合は、どうしても浮き球のパスを通そうという意識が高くなってしまう。
個人的に残り10分ぐらいで、起用する方が良いかと思います。
この試合では、ハーフタイムに交代するぐらいで良かった。
35上條は、スピードとフリーランの質が、伴なった選手ですし、攻撃の起点になりうる選手だと思います。
岡山のサッカーは、基本的に繋いで、崩すサッカーなので、10チアゴをスタメンで、起用した試合では、あまり機能しない。
影山監督の心情を予想すれば、38三村、35上條といった選手にスタメンを任せられるだけの期待感を持てないのだと思います。
実際その通りかなと思う部分もあります。
結局のところ戦力の部分で、ネクストとユースといった育成が、まだ未完成という事が大きい。
あえて、触れますが、今季も大量放出、大量補強が、あるでしょう。
この辺り後10年後ぐらいに結果が、出ると思うので、長い目で、見て欲しいと個人的に思ってました。
この試合に限らず、こうした試合を落とす事が、岡山には多く今季を象徴する試合だった。
来季は、是非この辺りを改善して欲しい。
さて、この試合の結果で、J2一年目の松本に抜かれた訳ですが、岡山には、岡山の歩みがあります。
そう考えるとこの結果に下を向かず、最後まで、前に向いて行って欲しい。

6、レビュー(H:草津側)

非常に帰陣が、早かった。
攻守の切り替えが、きっちり出来ているだけあって、守備は、堅かった。
岡山が、攻めようとしてもしっかりとした人数で、速攻をさせなかった。
この辺り今季の草津の失点の少ない理由だと思います。
一方で、攻撃の方は、チャンスになりそうなシーンで、シュート精度を欠く等、拙攻が目立った。
逆にこの辺りが、草津の今季の苦戦の理由であり、改善すべき点ではないかと思います。
攻撃の形自体は、パスとドリブルで、崩すだけではなく、サイド攻撃もしっかりしていて、何度もチャンスを作った。
攻守のバランスを崩して攻撃するよりは、個人的に選手の入れ替え、もしくは、育成で、辛抱強く続ける方が良いのではないかと思います。
選手交代等の采配も時間稼ぎのみで、出場停止の影響も感じられた。
ただ、代わりに出た選手も活躍したので、来季以降に繋がる試合になったのではないかと。

7、評点

A:岡山側

影山
雅永監督:5.5:苦しい選手層ながらカードを切るも実らず。

GK1中林
洋次:6.0:安定感ある守備を見せていたが、失点のシーンは、仕方ない。
CB5植田 龍仁朗:6.0:潰す守備、空中戦の強さを見せた。
CB18竹田
忠嗣:5.5:上背の低さで、対応に苦しむ場面があった。
CB3後藤 圭太:6.0:懸命な守備を見せていたが、セットプレイで、沈んだ。
DH8千明
聖典:5.5:裏へのパスの成功率が低かった。
DH14仙石 廉:5.5:なかなかボールを繋ぐサッカーが、出来なかった。
WB25田所
諒:6.5:豊富な運動量が光った。
WB2沢口 雅彦:6.0:クロスから決定機を作った。
ST36関戸
健二:6.0:高いボールキープ出来るもゴールまで迫れず。
ST20川又
堅碁:6.0:シュートを積極的に狙うも1点が遠かった。
FW10チアゴ:6.0:高さを活かしたプレイを見せた。

途中交代

35上條
宏晃:6.0:フリーランの質は、流石。
28岡崎 和也:5.0:見せ場を作れず。
38三村
真:評価不可。

H:草津側

副島 博志監督:6.0:交代采配は、遅かったが、時間稼ぎに上手く使った。

GK21北
一真:6.5:安定感ある守備で、無失点に抑えた。
CB3御厨 貴文、24乾 大和:6.5:二人で集中して守り無失点に抑えた。
SB4永田
拓也:6.5:SBからのクロスにヘッドを狙うシーン等を作った。
SB23小柳 達司:6.5:どんどんクロスを入れてチャンスを作った。
DH6櫻田
和樹:6.0:パスで、リズムを作り積極的にシュートを狙った。
DH20山本
啓人:7.0:得点に繋がる高精度のロングパスやCKのボールを蹴った。
SH25横山
翔平:6.5:ドリブルで、岡山を苦しめたりパスで、チャンスを作った。
SH15小林
竜樹:6.0:クロス等で、チャンスを作った。
FW11キム・ソンヨン:6.5:決定機を何度も逃したが、先制ゴールをヘッドでアシストした。
FW27アレックス・ラファエル:7.0:値千金の決勝ゴールを決めた。

途中交代

13有薗
真吾、7林 勇介:評価不可

主審:森川 浩次:6.0:大きな誤審なく、上手くゲームを作った。
副審:大友 一平、竹田
和雄:6.0:大きな誤審なく、上手くゲームを作った。

8、MOM&MIP

MOM:「20山本
啓人」

ロングパス一方で、裏へ抜け出す事が出来るパスを11キム・ソンヨンに通した事に加え、その後のCKで、精度の高いボールを蹴り、先制点に繋げた。
それ以外のシーンでも良いクロスやパスを通しており、ボランチならが攻撃面での貢献度は高い。
以上を考えてMOMに相応しい選手だと思います。

MIP:「25田所
諒」

居て欲しい所にしっかり走る事が出来る。
簡単な様で、これは、難しい。
それ故抜群の存在感。
1対1やクロス精度が、向上してくれば尚良いが、個の試合では、上記の点で、目立ち印象が残った。

9、満足度

2点:(10点満点)

今季を2度目のほぼ終戦に追い込んだ試合。
決定機を再三活かせなかった事を考えてもフラストレーションの溜まった試合だった。

10、岡山の次節希望スタメン&リザーブ

スタメン

20川又
堅碁
7キム・ミンキュン・36関戸 健二
25田所 諒、8千明 聖典、14仙石 廉、2沢口 雅彦
5植田 龍仁朗、18竹田 忠嗣、3後藤
圭太
1中林 洋次

リザーブ

GK:21真子 秀徳
DF:22篠原 弘次郎
MF:17服部 公太、34田中
奏一
FW:9アンデルソン(38三村 真)、10チアゴ、35上條
宏晃

出場停止開けの7キム・ミンキュンのスタメン復帰。
10チアゴは、ベンチに戻って20川又の1トップ。
7キム・ミンキュンの相方は、36関戸
健二。
ベンチには、間に合いそうなら9アンデルソンが、入って欲しい。
13石原は、厳しそうなので、9アンデルソンが、無理なら38三村にベンチ入りして欲しい。
7キム・ミンキュン、14仙石、25田所の黄色三枚が、気になるが、1戦1戦必勝で、ベストメンバーで、臨むしかない。

岡山から世界へ

To Be Continued

by杉野雅昭


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