2015年ファジアーノ岡山NEXT総括(選手編)11~31その2

CF(左右WB・ST):15小林 秀征

評価:A

今季短時間であるが、唯一のトップ出場を果たした。
圧倒的スピードと90分間衰えない運動量。
これで、シュートがもっと巧ければトップでも不思議ではない。
チームで、一番重要な選手であり、攻守で大きな存在。
攻撃では、スピードを活かしたパスの受動範囲の広さ。
精度が多少悪くても通ったり、一本の裏へのパスも大きな武器となる。
守備では、90分間ハイプレスを与え続け、相手のミスを誘発する。
また、WBでは、スピードだけで掻き回すという圧巻のプレーを何度も見せた。
スピードとスタミナを兼ね備えた貴重なプレーヤー。
個人的には、来季こそは、開幕トップでお願いしたい。

ST(CF・DH):16藤岡 浩介

評価:B

高いシュート精度を誇るネクスト史上最高クラスのストライカーとして十分な働きをみせた。
高いテクニックと決定力を兼ね備えており、高い万能性を遺憾なく発揮した。
自ら仕掛けられるし、遠目からも狙える、味方を活かて、前線に居なくてはならない選手と言える。
一方で、スタミナに課題を抱えており、DHを任される時間帯もあった。
守備力であったり、パスを繋ぐという慣れないプレーが多かった事もあり、あまり良いプレーはできなかった。
オーバーラップも不十分と言えて、DHとしては、厳しい。
来季も前線の選手として90分間走り切れるかが、課題。

ST(DH):28幡野 貴紀

評価:C

テクニックとパスセンスを兼ね備えたプレーを見せた。
DHとSTを高い次元でのプレーを見せるなど、高いインテリジェンスを感じる堂々たるプレーは、印象に残っている。
一方で、16藤岡 浩介同様にスタミナに課題を抱えており、負担の少ないDHに回る事もあった。
そのDHでも前線の選手にしっかり楔形のパスを通し、テクニックを活かした高いキープ力は、チームに安定感を齎した。
90分間走れていれば、もっと活躍出来た選手。

中CB:29曺 圭承(チョ・ギュスン)

評価:C

高いテクニックから正確なビルトアップで、中盤戦の好調を支えた。
正確なフィードとプレスにも負けないテクニックは、ネクストでも高いレベルにあった。
しかし、一方で、空中戦の弱さやデュエルというCBとして肝心な部分で、物足りなかった。
その中でも連携不足を含め不味い対処もあったが、徐々に安定感が増して、チームの一員として活躍した。

CF(ST):31權 路案(クォン・ロアン)

評価:E

短い時間しか見れていないが、荒削りな印象。
ピアカイ・ヘンケルを思い出した。
空中戦に強いわけではなく、足下にも収まらない。
シュートも上手いわけではなく、突破力も無く、スピードも無い。
体格には恵まれてこそいるが、最後まで活かし切れず、ホームで観戦した試合では、良い所を見れなかった。

岡山から世界へ 
To Be Continued

by 杉野 雅昭(masaaki sugino)

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