2015年ファジアーノ岡山総括（選手編）21～39その2

右WB：26田中 奏一

評価：E

序盤は、怪我で出遅れた。
さらに絶対的な存在である21加地　亮が居た事で、怪我から復帰した後もなかなか出場機会に恵まれなかった。
出場した試合では、チームで一番振り切ってからクロスまで行くドリブルが上手く、ライン際からでも突破できる程だった。
しかし、その後のアイデアであったり、落ち着きがあれば、もっと決定的な仕事が出来た筈。

ST：28小林 秀征

評価：E

待望のトップデビューを果たした。
ネクストの試合が無かった事と、怪我人が出ていたこともあるという条件もあったが、大きな一歩となった。
ミートしなかったものの絶妙なトラップからのシュートという事で、ストライカーらしいシュートだった。
機会が与えられれば、化ける可能性がある選手だけに来季こそは、トップに定着して欲しい。

ST（DH）：33伊藤 大介

評価：B

ペース配分を考えない攻守で献身的なプレーが光る。
正確な右足での絶妙なアシストもあり、息があった時は、素晴らしいプレーを見せた。
序盤は、サイドのスペースやカウンター時にそういった技術の高さを活かす、スルーパスやクロスというシーンが見れた。
しかし、対策が進んだ事と、インテンシティに優れたチームが増えた事で、ハイプレスなどで消される時間が増えた。
来季は、どうやってボールに絡むかフリーランの質やポジショニングを改善し、決定的な仕事をもっとしたい。

中CB：35岩政 大樹

評価：A

圧倒的な空中戦の強さを見せた。
あのｳｪﾘﾝﾄﾝさえ抑え込むなど、圧倒的だった。
DFリーダーとしても素晴らしく、ラインを高く保っているのにも関わらず、裏を取られるシーンが少ない。
また、キャプテンとしての存在感は大きく、ゲームをコントロールする事で、劣勢に立つ回数が激減させた。
クリア精度も高く、そこから波状攻撃を防いだ。
ビハインドになった時の前線でのパワープレーも迫力があり、その流れからゴールを生み出す試合もあり、攻守での異次元のプレーをみせた。
それを支える「先生」と呼ばれず知性は、素晴らしい。
ファン感謝祭では、女子アナとしてMVPの活躍をみせた。

右CB：39篠原 弘次郎

評価：B

CBとして激しいデュエルを仕掛けた。
球際で一歩も引かないその守備で、相手に自由を与えなかった。
また、正確にフィードで、チャンスメークも光った。
更に得点力高く、CBながら3得点という結果を残した。
全体的に思い切りの良いプレーというのは、見ていて気持ちいい。
ネクストでの下積みと熊本での武者修行で、ここまで成長したかと思うと嬉しい。
ネクスト経由での初の成功者。
クラブに愛着も持って、今後の岡山を引っ張って行って欲しい。
35岩政 大樹にも怯まず、アクションを交えた口論を交えるなど、その気性の粗さでさえ、魅力に感じる。
これからが、楽しみなCB。

岡山から世界へ 
To Be Continued

by 杉野 雅昭（masaaki sugino）

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