2016:U-23代表:アジア五輪最終予選準々決勝:中立:vsイラン「大きく前進」その2
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杉野雅昭
2016年01月23日 21:57 visibility72
2、戦評
アジアの国際大会で、ベスト8で敗れてきた鬼門に挑む日本代表。
対して、5人ものA代表を要するタレント揃いのイラン。
試合開始早々2度の決定機を作ったイランが主導権を握る。
日本もセットプレーで惜しいシーンを作るも決めきれなかった。
イランペースながらイランも不安定な対応もあった。
それでも試合が進むにつれて、試合が落ち着いてくる。
前半終了間際に不用意なファールで、危険な位置でFKを与えるが、1櫛引 政敏が、落ち着いたプレーで、前半終了。
後半は、イランが、主導権を握るもイランのミスに助けられる。
その後も一進一退の攻防を繰り広げ、イランのクロスバーに当たったヘッドなどもあったが、0-0で、後半終了。
延長戦に突入する。
延長戦前半に、14室屋 成の突破からのクロスに14豊川 雄太がフリーでヘッドを決めて、日本先制。
イランは、失点した事で、システムを変更して攻勢を仕掛ける。
決定機もあったが、粘り強いギリギリの守りで、1-0で延長前半を折り返す。
すぐピッチを替えて、延長後半に入る。
開始早々、裏へ抜け出した16浅野 拓磨がバックパスを出した10中島 翔哉がドリブルで切りさきミドルシュート。
ゴール隅に決めて追加点。
その直後に10中島 翔哉が、今度はペナルティエリア内に侵入して、シュートをイランゴールに突き刺して駄目押し点。
そのまま日本が押し切って、試合終了。
スコア的には完勝だが、難しいゲームを日本が制して、準決勝に進みリオ五輪に王手をかけた。
3、試合評
攻撃評価:B
イランの平均身長の高さに対して、なかなか裏へのスルーパスを通す事が出来なかった。
そこを通せればというパスを何度もクリアされたシーンが目立った。
チームとしてサイドの空いたスペースを狙うという攻撃は、不発に終わる時間は長かった。
また、ハイプレスとコンパクトに保たれたイランの守備組織を崩す事を90分間では、出来なかった。
しかし、その前までの選手起用により一日少ないとはいえ、選手のコンディションが良かった事で、インテンシティでイランを上回り、90分間では、崩せなかった所から崩せる様になり、サイドを起点に先制点を決める事が出来た。
さらにイランが、攻勢に仕掛けた事で、守備バランスが崩れた所を10中島 翔哉が切り裂き、スーパーゴールを立て続けに決めて、イランの夢を打ち砕いた。
しかし、このゴールは試合を通して10中島 翔哉が狙ったいた事であり、決して偶然ではない。
90分間では、フィジカルに優れるイランにスピードや球際の強さといった部分のデュエルで、奪われる事が多かった。
120分間では、高い持久力と疲労しても高いパフォーマンスを発揮できる技術。
これがあった他ならない。
某雑誌では、ユース時代にドリブル勝負を仕掛けてコミュニケーションを図っていた程のサッカー好きの少年だった書かれていた通り、サッカーが本当に好きであり、苦しい状況でもこういったクリエイティブなプレーが出来たと言える。
守備評価:C
空中戦に対して、非常に苦しんだ。
クロスバーに助けられたシーンが2度もあり、それが一度でも決まっていれば、展開は逆になっていただろう。
セットプレーでもフリーで、撃たれるシーンもあり、スコアの様な内容ではなかった。
しかし、前線からのプレスであったり、最終ラインのラインコントロール。
こういったものは、良かった。
また、1櫛引 政敏のファインセーブもあり、チームとして個で劣る部分も補っての無失点であり、運があっての結果だが、課題をクリアにして、次に繋げていく事が大事である。
采配評価:B
交代選手が先制ゴールを決めるという選手交代采配もずばり的中した。
また、チームとしてのインテンシティの高さをこの試合でも発揮できるだけのコンディション維持に向けた選手起用が光った。
本当に歴代の五輪を目指すチームと比べて、準備機会が少なかった事を考えても無いものねだりではなく、あるもの最大限活かす。
手倉森 誠監督の力量の高さを感じる事が出来た一戦だが、まだ、出場権を獲得出来ておらず、この調子で采配を揮って欲しい。
総合評価:B
スコア上では完勝ではあったが、内容は厳しかった。
しかし、この世代の鬼門であったベスト8を突破出来たのは、大きな前進である。
一回のみ負けが許される状況にはなったが、チームとして優勝を目指す。
目指せるだけの好守の組織力の高さを誇っており、選手と監督の関係の良さや、チームとしての完成度の高さ。
これは、高い水準にあると思っている。
寡黙な世代と言われていたが、局面局面でのデュエルを挑む姿は、戦う集団と言える。
この強さであったり、結束が本物であるという事を結果で示したい。
そして、悲願の世界大会出場を達成して欲しい。
アジアの国際大会で、ベスト8で敗れてきた鬼門に挑む日本代表。
対して、5人ものA代表を要するタレント揃いのイラン。
試合開始早々2度の決定機を作ったイランが主導権を握る。
日本もセットプレーで惜しいシーンを作るも決めきれなかった。
イランペースながらイランも不安定な対応もあった。
それでも試合が進むにつれて、試合が落ち着いてくる。
前半終了間際に不用意なファールで、危険な位置でFKを与えるが、1櫛引 政敏が、落ち着いたプレーで、前半終了。
後半は、イランが、主導権を握るもイランのミスに助けられる。
その後も一進一退の攻防を繰り広げ、イランのクロスバーに当たったヘッドなどもあったが、0-0で、後半終了。
延長戦に突入する。
延長戦前半に、14室屋 成の突破からのクロスに14豊川 雄太がフリーでヘッドを決めて、日本先制。
イランは、失点した事で、システムを変更して攻勢を仕掛ける。
決定機もあったが、粘り強いギリギリの守りで、1-0で延長前半を折り返す。
すぐピッチを替えて、延長後半に入る。
開始早々、裏へ抜け出した16浅野 拓磨がバックパスを出した10中島 翔哉がドリブルで切りさきミドルシュート。
ゴール隅に決めて追加点。
その直後に10中島 翔哉が、今度はペナルティエリア内に侵入して、シュートをイランゴールに突き刺して駄目押し点。
そのまま日本が押し切って、試合終了。
スコア的には完勝だが、難しいゲームを日本が制して、準決勝に進みリオ五輪に王手をかけた。
3、試合評
攻撃評価:B
イランの平均身長の高さに対して、なかなか裏へのスルーパスを通す事が出来なかった。
そこを通せればというパスを何度もクリアされたシーンが目立った。
チームとしてサイドの空いたスペースを狙うという攻撃は、不発に終わる時間は長かった。
また、ハイプレスとコンパクトに保たれたイランの守備組織を崩す事を90分間では、出来なかった。
しかし、その前までの選手起用により一日少ないとはいえ、選手のコンディションが良かった事で、インテンシティでイランを上回り、90分間では、崩せなかった所から崩せる様になり、サイドを起点に先制点を決める事が出来た。
さらにイランが、攻勢に仕掛けた事で、守備バランスが崩れた所を10中島 翔哉が切り裂き、スーパーゴールを立て続けに決めて、イランの夢を打ち砕いた。
しかし、このゴールは試合を通して10中島 翔哉が狙ったいた事であり、決して偶然ではない。
90分間では、フィジカルに優れるイランにスピードや球際の強さといった部分のデュエルで、奪われる事が多かった。
120分間では、高い持久力と疲労しても高いパフォーマンスを発揮できる技術。
これがあった他ならない。
某雑誌では、ユース時代にドリブル勝負を仕掛けてコミュニケーションを図っていた程のサッカー好きの少年だった書かれていた通り、サッカーが本当に好きであり、苦しい状況でもこういったクリエイティブなプレーが出来たと言える。
守備評価:C
空中戦に対して、非常に苦しんだ。
クロスバーに助けられたシーンが2度もあり、それが一度でも決まっていれば、展開は逆になっていただろう。
セットプレーでもフリーで、撃たれるシーンもあり、スコアの様な内容ではなかった。
しかし、前線からのプレスであったり、最終ラインのラインコントロール。
こういったものは、良かった。
また、1櫛引 政敏のファインセーブもあり、チームとして個で劣る部分も補っての無失点であり、運があっての結果だが、課題をクリアにして、次に繋げていく事が大事である。
采配評価:B
交代選手が先制ゴールを決めるという選手交代采配もずばり的中した。
また、チームとしてのインテンシティの高さをこの試合でも発揮できるだけのコンディション維持に向けた選手起用が光った。
本当に歴代の五輪を目指すチームと比べて、準備機会が少なかった事を考えても無いものねだりではなく、あるもの最大限活かす。
手倉森 誠監督の力量の高さを感じる事が出来た一戦だが、まだ、出場権を獲得出来ておらず、この調子で采配を揮って欲しい。
総合評価:B
スコア上では完勝ではあったが、内容は厳しかった。
しかし、この世代の鬼門であったベスト8を突破出来たのは、大きな前進である。
一回のみ負けが許される状況にはなったが、チームとして優勝を目指す。
目指せるだけの好守の組織力の高さを誇っており、選手と監督の関係の良さや、チームとしての完成度の高さ。
これは、高い水準にあると思っている。
寡黙な世代と言われていたが、局面局面でのデュエルを挑む姿は、戦う集団と言える。
この強さであったり、結束が本物であるという事を結果で示したい。
そして、悲願の世界大会出場を達成して欲しい。
その3に続く。
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