2016年ファジアーノ岡山(ネクスト)戦力分析(補強評価)その4

10、監督補強評価

順位

トップ:J2-11位
ネクスト:JFL-11位→15位

戦力値

トップ:10→10(C→C)
ネクスト:9→9(C→C)

コメント

一年目は、攻撃の采配に関しては大いに不満がある。
しかし、35岩政 大樹という絶対的存在感のある選手のいる中、監督と選手と良い関係を作り出し、終盤は、堅守構築に成功。
選手と対話しつつまた厳格な選手起用。
徹底した実力主義で、選手編重になっていたが、一年目という事で、監督の力量不足で活かし切れなかった側面もある。
それでも今季は、昨季以上の攻撃のタレントが揃い、監督として力不足をカバーしてくれるだけの戦力があり、監督として如何に采配で勝負できるか。
そこが、昇格争いに導けるかのポイントとなるのは間違いない。

ネクストは、大学卒の新加入選手と、社会人チームを経由した選手を獲得したことで、チームとしてのインテンシティを強めたチーム作りが求められる。
監督として、そういった選手を上手く起用し、守備を立て直して、良い守備からの攻撃に繋げるかがポイントとなる。
また、チームとしてのキャプテンをどうしていくのか。
その辺りが、牧内 辰也監督に求められるポイントとなり、そこをどう作っていくのかで、評価したい。

11、総合補強評価

補強評価

B→A

戦力値(合計)

トップ:65→68(B→B)
ネクスト:25→28(E→D)

戦力値(内訳)

GK:トップ:15→15(B→B)
DF:トップ:14→14(B→B)
MF:トップ:13→14(B→B)
FW:トップ:13→15(B→B)
監督:トップ:10→10(C→C)

GK:ネクスト:4→5(E→D)
DF:ネクスト:4→4(E→E)
MF:ネクスト:2→5(E→D)
FW:ネクスト:5→5(D→D)
監督:ネクスト:9→9(C→C)

コメント

チームとしての選手構成のバランスの最適化が進んだ。
昨季は、選手への適性ポジションへの移動が多く見られたが、今季もそういった動きは減るもののありそうだ。
組み合わせも昨季以上に増えて、出場機会がばらける可能性は十分ある。
一方で、過密日程が緩和されており、ターンオーバーを採用する機会が難しく、そこをどう起用していくのかというも大事な点である。
2トップと1トップも併用を含め、試合途中での4バックなどを含め柔軟な戦い方で、勝ちきる試合を増やしたい。
戦力の好守のバランスは良く、戦力を考えても後は監督次第。
数値を見ても監督がどこまで戦えるかで、今季が決まるだろう。
言い訳不要の戦力が揃っている事を考えれば、監督を男にするためにもチーム一丸となって、勝利を目指して戦い、勝ち点を積み重ねて行きたい。

ネクストは、大幅な守備の立て直しを取り組めるだけの戦力が整った。
依然厳しい状態ではあるが、チームとしての力強さで、プロとしての意地を見せれるチームに生まれ変わって欲しい。

岡山から世界へ 
To Be Continued

by 杉野 雅昭(masaaki sugino)

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