2016:U-23代表:トゥーロン国際大会:グループB第1節:中立:vsU-23パラグアイ「まさにセレクション、組織の中の個の力」その2
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杉野雅昭
2016年05月22日 23:57 visibility126
2、戦評
初戦を勝利しているパラグアイとの試合。
日本は、出だしに少し固さが見られミスを連発。
すると、前回もフィットしてなかった2ファン・ウェルメスケルケン 際の甘くなったバックパスを4岩波 拓也の前で、19ビジャサンティにカットされてカウンター。
5植田 直通1人で3人を対応する形になる。
後方から全速力で戻る選手が居る中、スピードを落とさずそのまま仕掛けられた19ビジャサンティにラストパスを許し、9バエスが押し込んでパラグアイ先制。
その後は時間を経つごとに落ち着きを取り戻し、主導権を握る。
11野津田 岳人のミドルシュートはクロスバーに嫌われ、4岩波 拓也が負傷交代というアクシデントのあった前半終了。
後半に入ると日本が優勢で進み、9オナイウ 阿道の投入後は優勢が、より鮮明となる。
得点もその9オナイウ 阿道が下がってきてキープすると、サイドの13三丸 拡に展開。
13三丸 拡から10矢島 慎也、7原川 力と繋ぐ。
7原川 力が、パラグアイの隙を見逃さず、16浅野 拓磨に絶妙なパスを通す。
5ベニテスが取りに行った裏のスペースで受けた16浅野 拓磨は、14アルデレスと2フェレイラの寄せが来る前にシュートを放つ。
これが決まって、日本同点というものだった。
その後も日本は、10矢島 慎也と11野津田 岳人の二人に決定機が訪れたが、最後の所の落ち着きを欠き、決めれなかった。
逆に危険な位置で、ファールを犯して、FKを与えた。
精度の高いFKを20ディアスに決められて、そのままパラグアイに逃げ切られた事で初戦は敗戦に終わった。
3、試合評
数値評
攻撃評価:D
守備評価:C
采配評価:C
総合評価:D
文章評
ここからメンバー選手に向けて、熾烈なサバイバルが繰り広げて行く中で、18人という少数精鋭に組む必要がある。
その中で、重要となるのが、万能性と個性。
この相反する能力の総和がどれだけあるか。
この試合で目に引いた選手がいる。
16浅野 拓磨、11野津田 岳人、10矢島 慎也、3三浦 弦太、9オナイウ 阿道、7原川 力。
どういった点を評価したか順次説明していこう。
16浅野 拓磨は、荒削りながらスピードという武器で、得点を決めた。
世界で戦う選手の守備範囲の広さであったり、ボール奪取力。
こういったものに慣れてくれば、本戦でもより活躍してくれるだろう。
11野津田岳人は、強烈な左足とその積極性。
どちらも日本に欠けるものであり、クロスバーに当たったミドルシュートは世界水準のものだった。
プレースキックも高い精度を誇り、これは大きな武器となるだろう。
一方で、そのシュートミスが目立った事。
枠内に強力かつ正確なシュートを如何に打つか。
この相反するものを高いレベルで魅せる事が出来れば、得点に繋がる事は間違いない。
10矢島 慎也は、DHとSH(OH)で、プレーする事が可能で、高い技術を持っている。
前述の二人ほどの強烈な個性こそ無いものの、パスの種類の多彩は、戦術理解度の高さ。
こういった分かり辛い武器を持っており、決定機に絡む確率が他の選手より高い。
これもチームに安定をもたらす意味で必要な能力である。
課題は、フィジカルコンタクトやボール奪取力。
こういった部分をチームと連動しつつ高めて行く必要がある。
3三浦 弦太は、途中出場ながら安定したプレーをみせた。
中でもカバーリングは、秀逸。
4岩波 拓也や5植田 直通程、空中戦は強くないが、そのサッカー頭脳の高さによる判断力や連動したプレーというのは、新たな選択肢となるだろう。
奈良 竜樹の怪我もあり、大きなアピールとなった事は間違いない。
9オナイウ 阿道は、パラグアイの選手相手にもフィジカルの強さを活かしてボールキープして、日本が後半主導権を握る事が出来た。
その高さとフィジカルの強さというのは、素晴らしい。
下がり目にプレーして、寄せに対し、如何にボールをキープするか。
こういった部分に対しては、高い存在感を放った。
これは、貴重なオプションとなり、本戦に向けて好材料である。
7原川 力は、激戦区のDHの中で、そのパスセンスと力強さ。
これは、大きな武器となる。
メンタルの強さも感じさせるそのプレーをお増やすことが出来れば、本戦も見えてくる。
試合内容に関しては、ミスの多さ。
ハイプレスに対して、如何に繋ぐか。
ビルトアップは、日本の生命線となる事は間違いない。
この辺り、しっかり修正してくるだろう。
最終戦までに結束した姿が見たい所だが、過密日程とチーム構成・状況を見た時に、少し厳しい戦いとなるだろう。
初戦を勝利しているパラグアイとの試合。
日本は、出だしに少し固さが見られミスを連発。
すると、前回もフィットしてなかった2ファン・ウェルメスケルケン 際の甘くなったバックパスを4岩波 拓也の前で、19ビジャサンティにカットされてカウンター。
5植田 直通1人で3人を対応する形になる。
後方から全速力で戻る選手が居る中、スピードを落とさずそのまま仕掛けられた19ビジャサンティにラストパスを許し、9バエスが押し込んでパラグアイ先制。
その後は時間を経つごとに落ち着きを取り戻し、主導権を握る。
11野津田 岳人のミドルシュートはクロスバーに嫌われ、4岩波 拓也が負傷交代というアクシデントのあった前半終了。
後半に入ると日本が優勢で進み、9オナイウ 阿道の投入後は優勢が、より鮮明となる。
得点もその9オナイウ 阿道が下がってきてキープすると、サイドの13三丸 拡に展開。
13三丸 拡から10矢島 慎也、7原川 力と繋ぐ。
7原川 力が、パラグアイの隙を見逃さず、16浅野 拓磨に絶妙なパスを通す。
5ベニテスが取りに行った裏のスペースで受けた16浅野 拓磨は、14アルデレスと2フェレイラの寄せが来る前にシュートを放つ。
これが決まって、日本同点というものだった。
その後も日本は、10矢島 慎也と11野津田 岳人の二人に決定機が訪れたが、最後の所の落ち着きを欠き、決めれなかった。
逆に危険な位置で、ファールを犯して、FKを与えた。
精度の高いFKを20ディアスに決められて、そのままパラグアイに逃げ切られた事で初戦は敗戦に終わった。
3、試合評
数値評
攻撃評価:D
守備評価:C
采配評価:C
総合評価:D
文章評
ここからメンバー選手に向けて、熾烈なサバイバルが繰り広げて行く中で、18人という少数精鋭に組む必要がある。
その中で、重要となるのが、万能性と個性。
この相反する能力の総和がどれだけあるか。
この試合で目に引いた選手がいる。
16浅野 拓磨、11野津田 岳人、10矢島 慎也、3三浦 弦太、9オナイウ 阿道、7原川 力。
どういった点を評価したか順次説明していこう。
16浅野 拓磨は、荒削りながらスピードという武器で、得点を決めた。
世界で戦う選手の守備範囲の広さであったり、ボール奪取力。
こういったものに慣れてくれば、本戦でもより活躍してくれるだろう。
11野津田岳人は、強烈な左足とその積極性。
どちらも日本に欠けるものであり、クロスバーに当たったミドルシュートは世界水準のものだった。
プレースキックも高い精度を誇り、これは大きな武器となるだろう。
一方で、そのシュートミスが目立った事。
枠内に強力かつ正確なシュートを如何に打つか。
この相反するものを高いレベルで魅せる事が出来れば、得点に繋がる事は間違いない。
10矢島 慎也は、DHとSH(OH)で、プレーする事が可能で、高い技術を持っている。
前述の二人ほどの強烈な個性こそ無いものの、パスの種類の多彩は、戦術理解度の高さ。
こういった分かり辛い武器を持っており、決定機に絡む確率が他の選手より高い。
これもチームに安定をもたらす意味で必要な能力である。
課題は、フィジカルコンタクトやボール奪取力。
こういった部分をチームと連動しつつ高めて行く必要がある。
3三浦 弦太は、途中出場ながら安定したプレーをみせた。
中でもカバーリングは、秀逸。
4岩波 拓也や5植田 直通程、空中戦は強くないが、そのサッカー頭脳の高さによる判断力や連動したプレーというのは、新たな選択肢となるだろう。
奈良 竜樹の怪我もあり、大きなアピールとなった事は間違いない。
9オナイウ 阿道は、パラグアイの選手相手にもフィジカルの強さを活かしてボールキープして、日本が後半主導権を握る事が出来た。
その高さとフィジカルの強さというのは、素晴らしい。
下がり目にプレーして、寄せに対し、如何にボールをキープするか。
こういった部分に対しては、高い存在感を放った。
これは、貴重なオプションとなり、本戦に向けて好材料である。
7原川 力は、激戦区のDHの中で、そのパスセンスと力強さ。
これは、大きな武器となる。
メンタルの強さも感じさせるそのプレーをお増やすことが出来れば、本戦も見えてくる。
試合内容に関しては、ミスの多さ。
ハイプレスに対して、如何に繋ぐか。
ビルトアップは、日本の生命線となる事は間違いない。
この辺り、しっかり修正してくるだろう。
最終戦までに結束した姿が見たい所だが、過密日程とチーム構成・状況を見た時に、少し厳しい戦いとなるだろう。
その3に続く。
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