2014：J2：29節：A：vsカマタマーレ讃岐「格上の戦い」その2

2、戦評

順位こそ離れており、上位と下位の対戦だが、瀬戸大橋ダービーというプレミアムな価値が付いた特別な1戦。
岡山のホーム開催の試合では、岡山が2点差を終了間際に追いついてなんとか引き分けに終わると言う劇的な試合だった。
そういった意味で、2チームにとって初めてのダービーの決着をつけるプライドをかけて戦う一戦となった。
試合の方は、讃岐が、岡山を警戒し、限られた戦力を最大限活かすため守備を固めて、カウンターを狙う展開。
この作戦が、功を奏し、岡山のドリブルや縦パスの成功率や回数が、減った。
33木島 良輔が、キレのある動きを見せて、ゴールに迫る。
すると早い時間帯に岡山のクリアミスを見逃さなかった讃岐が先制。
時には、6バックになる徹底したゴール前を固め、スペースを消す。
これに対し、岡山は、ロングパスで、局面打開を図ろうとするも30ｴﾌﾞｿﾝの全て跳ね返す。
攻めの糸口が見えなかった岡山だったが、アディショナルタイムに素晴らしいパス回しから同点ゴールを決める。

後半に入ると岡山が、基本的に試合を支配するも讃岐の固い守りの前に苦戦を強いられる。
むしろ、カウンターで、讃岐が何度かチャンスを作る。
するとセットプレーで、讃岐が、混戦で押し込み勝ち越し。
岡山は、24ｳｰｺﾞや13久保 裕一を投入し、パワープレーに出て粘りと気持ちを見せるも1点が遠く讃岐が、逃げ切った。
瀬戸大橋ダービーは、讃岐が制し、讃岐にとって嬉しいメモリアルな試合となった。
岡山としては、POに向けて痛い敗戦となった。

3、得点経過

H：讃岐：1－0：33木島 良輔

経過

クリアボールを拾った26山本 翔平が、クロスを入れる。
10千明 聖典が、クリアしようとするが、ミスキックで、後方へ飛ぶ。
これにすぐさま反応した33木島 良輔が、トラップ後冷静にGK1中林 洋次の居ない所へシュートを放ってのゴール。

コメント

痛恨のミスでの失点。
流石にこうなると1中林 洋次でも厳しい。

A：岡山：1－1：14押谷 祐樹（10千明 聖典）

経過

38三村 真が、中の14押谷 祐樹に入れる。
14押谷 祐樹ダイレクトで50上田 康太へ。
50上田 康太が、14押谷 祐樹に返す。
14押谷 祐樹は、8石原 崇兆に預けて、パス・アンド・ゴーで、前へ走る。
8石原 崇兆は、ファールを受けて（審判が流した）倒れながら10千明 聖典へ出す。
10千明 聖典が絶妙なタッチで、パス・アンド・ゴーをした14押谷 祐樹への足下にパスを出す。
14押谷 祐樹は、ドリブルで、シュートをコースを作り出し、シュート。
これが絶妙なコースをへ飛んで、GK24瀬口 拓弥が、少し触るも先っちょで、ゴールにそのまま入っての得点。

コメント

守りを固めて来るチームに対して、こういった得点を増やしたい。
それだけお手本の様な得点。
セットプレー、カウンター、ポゼッションといった様々な形で、良い得点が増えてきている。
そう感じる一つの得点の仕方だった。

H：讃岐：2－1：4沼田 圭悟（3藤井 航大）

経過

13堀河 俊大が、CKを蹴る。
25田所 諒のクリアはミスとなり、後方に逸れて、3藤井 航大が、マグレ（違うプレーを意図していたが偶然）で、上手く拾う。
3藤井 航大が、そのままクロスを入れる。
これに4沼田 圭悟が、反応してシュート。
10千明 聖典に当たるもそのままゴールラインを超えての得点。

コメント

壁に当たっただけに。
クリア出来ていたら。
3藤井 航大が、上手くトラップ出来ていなかったら。
そういった事を考えてしまう不運な要素もある失点だが、それをしっかり決めた4沼田 圭悟も流石。