2014:J2:31節:A:vs松本山雅FC「劇的勝利の裏の勝因」その2

2、戦評

ほぼ自動昇格圏をより確実にするために勝利を狙う2位松本と、自動昇格の可能性を少しでも残すために勝利を目指す5位岡山との直接対決。
決戦の地は、J2で一番アウェーチームにプレッシャーを与える松本のホームであるアルウィンという最高の舞台。
ただ、互いにベストメンバーという訳ではなく、Hの松本は、ロングスローとプレースキックを担当し、得点力のある攻撃の要である8岩上 祐三。
Aの岡山は、快足ドリブラー38三村 真とプレースキックとパスの出し手として攻撃の中心である50上田 康太。
こういった主力を欠いての試合。
試合の方は、メンバーを欠けた中で、影響を感じさせながら互い自分達のサッカーをする。
岡山は、ポゼッションと縦に速い攻撃。
松本は、ロングボールからセットプレーを中心の攻撃。
攻撃の手数の多かったのは、松本。
ロングボールを主体として、ゴールにどんどん迫り、シュートまで持っていく迫力ある攻撃を見せる。
岡山は、スピードに不安のある松本の裏のスペースをどんどん突く速攻で、攻めたてる。
両チームミスが、決定的場面に持っていく等、レベルの高い試合となる。
そんな試合で、最初に動かしたのは、岡山で、8石原 崇兆のエクセレントなゴールで、先制。
そのまま前半終了。
後半に入っても松本は、迫力ある攻撃を見せるものの欠場選手の影響色濃く迫力ある攻撃を見せるものの質を欠く攻撃が目立つ。
そんな中、岡山が、何度か惜しい場面を作るも決めきれず、0-1で、岡山リードで、推移していたが、岡山の10千明 聖典のミスを見逃さず松本が、ワンチャンスをしっかりものにして、20山本 大貴のゴールで、同点。
その後は、松本が、セットプレーなどで、岡山にゴールに迫り、逆転するのは、時間の問題かと思われたが、意外にも試合を決めたのは、岡山。
途中出場の9荒田 智之が、終了間際にカウンターから勝ち越しゴールを決めて、これが決勝点。
死闘を制したのは岡山。
欠場選手の影響が色濃く出た松本が、リーグ戦13試合ぶりの敗戦をホームで喫した。
この結果、岡山が、自動昇格に僅かな可能性を残した。

3、得点経過

A:岡山:0-1:8石原 崇兆

経過

毀れ球を3田中 隼磨と32片山 瑛一が、激しいボールの取り合いをする。
最終的に最後に触った3田中 隼磨が出す形になる。
その直後に32片山 瑛一が、すぐさま縦にロングスロー。
ラインぎりぎりに残した8石原 崇兆が、中に向かって行く。
4飯田 真輝が、対応するも十分な寄せに行けず、8石原 崇兆が、狙いすましたコントロールシュートを放つ。
これにGK21村山 智彦は、動けずファーサイドのゴールネットを揺らしての得点。

コメント

芸術的ゴールでしたね。
見事なコントロールシュート。
最近、このシュート上手くなりましたよね。
これからの得点量産が楽しみ。

H:松本:1-1:20山本 大貴(21村山 智彦)

経過

GK21村山 智彦の松本陣地深くからのFKから。
蹴ったボールに対して、10千明 聖典が、クリアしようとジャンプするも目測を誤り、触れずそのまま後方に行く。
このボールが、取りに行こうとしてやめた3後藤 圭太の中途半端なポジショニングのためバウンドしたボールが、3後藤 圭太の頭を超えて行く。
カバーに行った25田所 諒より先に触った20山本 大貴が、25田所 諒の寄せが来る前にシュートまで行く。
強烈なシュートが、ゴール右隅に突き刺しての得点。

コメント

10千明 聖典が、目測を誤ったのが全て。
上位相手だとやはりこういったミスは、命取りになる。

その3に続く。

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