コテコテ母娘のイベリア半島旅行記~5日目・巡礼路に沿ってひたすら西へ☆
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ひろ☆
2010年10月29日 17:47 visibility399
5日目は、午前8時にバスで『レオン』を出発。
約1時間で『アストルガ』に着きました。
ローマ時代にアウグストゥス皇帝から贈られた名に由来する
『アストルガ』は人口約1万人の町。
15~18世紀にかけて建てられた
「アストルガ大聖堂」が見えて来ました^^
この地域特産のピンク色の石が使われていて、
夕方には夕陽で照らされ、バラ色に輝くそうです・・・[d150]
ん~、その様子を見たかったなぁ[d234][d138]
教会の中でも外でも、徒歩の巡礼者を見かけました^^
大きなリュックを背負っていた男性は、ドイツ人。
フランス国内から歩いて『サンティアゴ・デ・コンポステーラ』を目指しているそうです。
旅の無事を祈って、お別れしました。
大聖堂の隣にあるのはガウディ設計の「司教館」。
あまりに斬新なデザインを司教が恥ずかしがり、
結局司教館として使われたことは一度もなかったとかww
今は「巡礼博物館」になっています。
『アストルガ』を出てさらに西へ。
約2時間ほどで、巡礼路最後の難関と言われる『セブレイロ峠』に到着。
道中、青地に黄色い放射線(=巡礼のシンボルであるホタテをあらわす)で示された
「サンティアゴ巡礼路(Camino de Santiago)」の標識をあちこちで見かけました。
セブレイロ峠に立ち込める、一面の霧。
まるで、雲の上の桃源郷に迷い込んだかのようです・・・。
標高1300mにあり、山々に囲まれた緑深い谷を見下ろす
人口30人ほどの村『セブレイロ』。
紀元前にケルト人がもたらした文化が今も残り、
薄いスレート石に藁ぶき屋根の円い家々が見られます。
最近まで、ちゃんと人が住んでたそうですよ~。
お土産物屋さん。
あら~、どこかで見たような、風車やたて笛、こま、でんでん太鼓まで!!!
古今東西、人間の考えるおもちゃってどこか似通ってくるんですね~。
昼食を終えると、霧がすっかり晴れてました[d1]
緑あふれる山々と、どこまでも広がる大空に癒されて
さぁ、さらに西へ向かいます!
途中の町で見かけた巡礼者たち。
目的地まで、あと少し。頑張れ~~!!!
『セブレイロ峠』を出て約2時間半。
『モンテ・ド・ゴソ』に着きました!
丘の上にある、2人の巡礼者の像。
その視線と指さす先にあるのは・・・
『サンティアゴ・デ・コンポステーラ』の街並みと、
「サンティアゴ大聖堂」の尖塔です!!!(←手書きホタテマークの真下w)
『サンティアゴ・デ・コンポステーラ』の町まで、残り4.5km。
何百km、フランスからだと何千kmにも及ぶ長い長い旅路を振り返り、
ここ『モンテ・ド・ゴソ(=歓喜の丘)』で
どれほどの巡礼者たちが歓喜に沸き、涙してきたことでしょう・・・。
すみません、そんな神聖な場所で
お約束をせずにはいられない私たち・・・m(_ _)m
この日の移動距離
・レオン~アストルガ【約50km】
・アストルガ~セブレイロ峠【約120km】
・セブレイロ峠~モンテ・ド・ゴソ【約160km】
旅程とぴったり重なった地図をネットで見つけました!
フランスの『ルルド』を出発して、たった3日でイベリア半島を横断(*^^)v
いよいよ、翌日は『サンティアゴ・デ・コンポステーラ』の町に入ります!
・・・旅行記6日目へ続く^^
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