2015年巨人選手人件費総額(推定、2014年12月29日版)

セペダ・アンダーソン・マシソン・メンドーサの外国人4選手を除いて,巨人の選手達の来季年俸も決まったようです.この4人についても,下記の様に来季年俸を推定します.

 マシソンは2014-2015年は150万ドルの2年契約なので,来年も150万ドルですが,昨年末は100円/ドルだったレートが今は120円/ドルなので,円建てだと3千万円増の1.8億円となります.

セペダは,今季は2億円(200万ドル)でしたが,まあ,打率194,6本塁打18打点という成績でしたので,150万ドルとして1.8億円.

アンダーソンは,今季は6千万円(60万ドル)でしたが,規定打席不足とはいえ,打率319,15本塁打50打点の好成績を考慮して100万ドルとして1.2億円.

メンドーサは,今季は育成ということで5万ドル(500万円)でしたが,来季は戦力と考えていると思うので,まあ30万ドルとして3600万円.

 以上を考慮して,巨人の選手81名(支配下登録選手67名,育成選手14名)の来季の総年俸を合計したところ,約48億円となりました.これは,今季の総年俸とほぼ同額ですが,昨年は,FAの大竹・片岡に3億円の契約金を払っていたので,今年の相川・金城には契約金無しと仮定すると3億円節約した形になりました.なお,ドラフト獲得選手の契約金や育成選手の支度金はこの金額には入っていません.

 何度か書いていますが,2007年~2014年の巨人の選手総人件費(推定)は,最小39億円,最大53億円です.ただ,金額の推移を見ていると,特殊事情を除いて43億円以下になっていることから,私は選手人件費の上限を43億円と推定していました(http://labola.jp/diary/22040388).ただ,去年は,楽天の星野監督の巧みな演出によって,巨人は「悪役」とされた上に日本一を逃したためか,ナベツネ氏が「来年はあらゆる補強をして勝つ」(http://www.sankei.com/sports/news/131106/spo1311060006-n1.html)と宣言し,この43億円が50億円程度まで上がったように思います.今年はナベツネ氏が沈黙している以上,上限は更新されなかったようで,FA宣言した金子投手獲得については,金額の上でそもそも無理だったのです.金子投手争奪戦で,巨人の動きが鈍く獲得に到らなかった最大の理由は金欠につきると私は思います.

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