川相さんの昨日の采配(その3)と「次は川相監督」の可能性

昨日は我慢の采配が光りました.


投手に関しては,6回のポレダ(2死1・2塁で右打者の梅野選手),8回のマシソン(1死1・3塁で左打者の福留選手)の所で投手交代をしたい所でしたが,それを我慢しました.単純に「右打者なら右投手,左打者なら左投手」という機械的な考えではないことがよくわかりましたし,任されたポレダやマシソンは,自信をつけるとともに川相さんへの信頼を高めたでしょう.

野手・捕手に関しては,阿部の負傷退場の後,無難に行くのなら實松でしたが小林を使った事.そして,小林がポロポロでぼろぼろでも,最後まで使ったことです.これも,小林の自信と川相さんへの信頼につながったことでしょう.

昨日の采配は,勝ったことに加えて,(特に)ポレダ・小林の成長につながるものだったと思います.

わずか3試合ですが,川相さんは「勝てて育てられる」監督の資質があることを示しました.ドラフト下位で巨人に入って2軍からのたたき上げであったこと,他球団(中日-落合監督配下)で選手・コーチ・2軍監督として経験を積んだ事を考えれば,この3試合の采配が偶然のものではないと思えます.

巨人の監督は,まずは「勝つ」ことが求められますが,それと同時に「選手を育てる」ことができれば,その方が良いに決まっています.

次期監督としては,松井さんや高橋由の名前が上がっていますが,監督としての能力は未知数です.当面(数年くらい)は,現実問題として,(勝てる)監督は原さんしかいないとフロントは思っていたでしょうが,「松井や高橋由の前に川相もありだな.」と私がフロントなら考えます.川相さんは,原さんの6才下の51才で,年回りもちょうど良いです.となると,フロントも,原さんに対して,今までより強い態度で臨めるでしょう.原さんに過剰に依存した現在の状況を脱することができるかもしれません.

まあ,川相さんの采配をテレビで見ているであろう原さんが,復帰後,采配を改めてくれるのが(あるいは,川相さんの意見に耳を傾けることになるのが),一番良いのですけどね・・・

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