広島3-4巨人 小林の正捕手定着を決定づけた試合・・・

と,後日いわれるのではないか.


 7人の投手をリードして,3回の3失点(坂本のエラーとポレダの押し出しによるもの)のみで他は0に抑え,10回裏は本塁を死守し,打っては,延長11回に二死満塁から決勝打を放ったのだから・・・.

 彼の打撃における勝負強さは特筆すべきものがあると思う.2回の無死1・2塁で,後ろが投手のポレダなのにバントを命じられてミスしたが,今後は,同様なケースでそのまま打たせることも増えるのではないか.走塁のカンも悪くない.

 阪神との直接対決で3連勝した後の大事な試合を勝つことができた.古い話だが,V9の次の年(1974年)は,競った展開の中,(優勝した)中日との直接対決には強かったが,他のチームに対する取りこぼしが目立ち優勝を逃した.今から思えば,ベテラン選手が多くなり,集中力の持続が難しくなっていたように思う.

若い「正捕手」小林の活躍の有無が,今後の巨人の成績を大きく左右するだろう.

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