巨人2014年オフ戦力外予想 投手編(7月19日版)
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元大阪爺
2014年07月19日 19:28 visibility1092
毎年10名以上の選手達が巨人を去っていくという厳しい現実があります.育成選手への移行も含めてそのような選手達を予想します。贔屓の選手の名前が出ていて不愉快になられるかたもおられると思うので,そのような方には予め謝っておきます。
全般的な状況
・去年支配下→育成となった選手は,7月までに上がらないとオフに自由契約となる.
・育成選手の契約は原則3年なので,育成3年目の選手はオフに戦力外になる可能性がある.
・1軍戦力となる若手右投手が多い.したがって,20台後半以上で結果の出ていない右投手は危ない.
・内海・杉内に続く左先発投手,山口・青木に続く左リリーフ投手の目処が立っていない.したがって,左投手の選別は右投手とは逆に甘くなる.
年齢は2014年末時点で計算.
投手年齢分布(*は育成,**は育成3年目または昨年まで支配下)
戦力外候補を赤字で示す.支配下7名,育成5名.
右投手
19:平良
20:メンドーサ
21:田中・森**
22:宮國・成瀬*
23:笠原・長江*
24:土田
25:菅野・田原誠・小山
26:澤村
27:雨宮**
28:江柄子
29:西村
30:マシソン
31:大竹・福田・越智・野間口**
32:香月
33:
34:久保
左投手
19:田口
20:今村・田原啓*
21:松本竜
22:公文
23:
24:
25:高木京・柴田**
26:
27:
28:
29:須永
30:阿南・星野
31:山口・セドン
32:内海・高木康**
33:青木
34:杉内
戦力外候補の投手達
森(育成,21才,右)
育成3年目でイースタンでの公式戦登板は3月の1試合のみ.茶柱さんによると,サイドスローに挑戦していてよい感じになっているらしいが,後半相当巻き返さないと危ない.
雨宮(育成,27才,右)
育成3年目の右投手で年齢的にも後がない.3軍(第2二軍という言い方は面倒なのでやめます)の試合では先発で使われ,その合間にイースタン公式戦で,先発やリリーフに使われるという感じ.それなりに結果は出してはいるが,彼の下に,澤村・小山・田原・菅野・宮國・笠原・土田という投手がいるわけでかなり厳しい.
江柄子(28才,右)
よいときの直球と変化球の切れはすばらしいが長続きしない.雨宮のところで書いたように,すぐ下に有望な投手が多いので,編成としては雇っておくメリットがあまりないというのも事実である.現在,オールスターの関係で一時的にリリーフ枠が増えていて1軍に上がっている.オールスター後に登板チャンスが1度あるかもしれず,そのときに結果を出さなければオフに戦力外になる可能性が高い.
野間口(育成,31才,右サイド)
2004年ドラフトの自由枠で入団した「未完の大器」も10年目で31才となった.3年目の2007年の4勝0敗,防御率1.80がキャリアハイのままである.2010年の秋季キャンプからサイドスローに取り組んでいるが結果が出ず,故障のため昨年に育成選手となった.しかし,今季はイースタン公式戦でも3軍でも登板がない.7月中に支配下選手になるのは絶望的でオフに自由契約になる可能性が高い.
越智(31才,右)
茶柱さんや舎人さんによるとかなり球威は戻ってきたとのことでイースタンでも24試合に登板しているが,結果は19回2/3で26安打18四死球の防御率4.12.かなり厳しい状況である.
福田(31才,右)
2012年優勝の功労者も,「飛ぶ統一球」になってからは元の黙阿弥状態.今年は5月下旬に1軍に上がったが結果が伴わず6月上旬には2軍に降格となってしまった.イースタンでも6月下旬から登板がなく故障した可能性がある.1軍は,笠原の伸び悩みのため,ロングリリーフ枠が空いている状態で,福田はその有力候補だから野間口や越智よりはチャンスがあるとは思う.
柴田(育成,25才,左)
難病と闘う育成3年目.昨年はイースタン公式戦で33試合登板して成長した所を見せたが,今年は去年の球威が戻らず,イースタン公式戦では3月に3試合に登板したのみでしかも打ち込まれた.むぎゅうさんのレポートにあるように厳しい状況である.
須永・阿南・星野
山口をサポートすべき(ほぼ同年齢の)リリーフ3人組.阿南は先発もやれる.高木京が伸び悩み,公文以下ももう少し時間がかかりそうだし,3人はタイプも違うので(須永は軟投リリーフタイプ,星野は剛腕サイドリリーフタイプ,阿南は軟投先発タイプ),大丈夫のような気もするが,今の状況で3人とも生き残れるとも思えない.イースタンでは皆結果を出しているので,今後,必ず1軍でチャンスがあると思う.そこでよい投球をすることが生き残りを確実にするために必要である.
セドン(31才,左)
韓国最多勝左腕も通用したのは最初の1ヶ月のみ.ストライクを取るコントロールはあるが,コーナーに投げ分けるコントロールはなく,上背と独特のフォームに慣れられると痛打をくらう.7月2日のイースタンの登板では立ち直る気配を見せた.内海の復帰が未定なので左の先発は不足しているのでチャンスはある.夏場に上がって結果をだせなければ,オフには戦力外になるだろう.
高木康(育成,32才,左)
福田と共に左右のロングリリーフとして2012年の優勝を支えた左腕も,故障のために昨年育成選手となった.野間口同様,イースタンでも3軍でも今年は登板がない.オフに自由契約になる可能性が高い.
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