リーグ優勝チームが、CS第二ステージを勝ち抜く確率。

1勝のアドバンテージがあるので、リーグ優勝チームが勝ち抜く場合は、実質で考えて、3勝、3勝1敗、3勝2敗、3勝3敗の4ケース。敗退するのは、4敗、1勝4敗、2勝4敗の3ケース。面倒なので、引き分けがからむケースは考えないとし、1試合について勝つ確率pを0.5(つまり五分五分)とすると、勝ち抜く確率と敗退する確率が計算できて、勝ち抜くのは、概ね66%(敗退確率は34%)となります。(高校1年の数学の確率の問題なので、受験生の方は自力で解けるようにしておきましょう。)

 

他方、CSにアドバンテージが導入されたのは2008年からで、2018年まで過去にセパ合わせて22回のCS第二ステージがあり、そのうち18回でリーグ優勝チームが勝ち抜いています。確率は、18/22=82%。

 

という事で、かなりの確率でリーグ優勝チームが勝ちぬいていることがわかります。計算上の確率66%を実際の確率82%が上回ることについては(そもそも1試合に勝つ確率を0.5にして良いのかという点はありますが)、第1ステージを勝ち抜いた上で第2ステージに臨まなければならないという下位チームのハンディが、第2ステージの上位チーム側のアドバンテージに加味されると考えると良さそうに思えます。

 

だから、巨人も大丈夫などというつもりはありません。短期決戦は何が起こるかわからないし、今年は特に、セリーグのチームの調子の上がり下りが激しいので。

 

言いたいことは、今のCSのシステムは、色々論議がありますが、結果としてなかなか良いシステムとなっているように思えるって事です。

 

 

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