☆全国中等学校野球史(14)~神奈川~

神奈川県で記録に残っている最初の試合は、明治29年5月に横浜で行われた第一高等学校(東京大学)と横浜在住の米国人チームの対戦といわれている。この試合は一高が勝利した。
その頃すでに横浜商、神奈川一中(希望ヶ丘)、神奈川師範では野球が行われていたという。
横浜商は全校をあげて一高と米国人チームの試合に駆けつけ、一高を応援し、勝利した一高野球部と懇意になり野球部が正式に創設されたといわれている。その後、一高からコーチを招いて強化に励んだ。
大正5年に初めて開催された第2回大会関東予選には、神奈川一中と神奈川師範が参加したが、横浜商は在籍していた選手の年齢が問題となり参加しなかった。
大正7年からは東京と神奈川が京浜予選で代表の座を争うこことなったが、東京勢の壁に阻まれた。
大正12年からは東京が単独で代表を送ることとなり、神奈川は静岡との神静予選で代表の座を争うこととなった。この予選には、神奈川一中、神奈川師範、横浜商、藤沢中(藤嶺藤沢)、横浜貿易が参加し、横浜商が優勝し神奈川県勢初の全国大会出場となった。
しかし、その後暫くは当時全国屈指の強豪県であった静岡の前に苦戦を強いられた。


初代表校
横浜商(大正12年夏)

初勝利校
横浜商(昭和8年夏)

最高成績
優勝

春夏通算成績
190勝118敗1分

最多勝利校
横浜 55勝





以上です。

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