☆あと一歩で初の甲子園～東京学館浦安高等学校を歴史上の人物にわかりやすく例えると～

千葉県の北西部、東京湾の奥部に位置し、東と南は東京湾に面し、西は旧江戸川を隔てて東京都江戸川区と対峙し、北は市川市と接し、かつては沿岸漁業地として貝類や海苔、イワシ、カレイ、サバ、エビ、ワタリガニなど多種の魚類等に恵まれ、昭和39年から始まった公有海面埋め立て事業により市域は約4倍になりましたが、地盤は弱く東日本大震災では液状化現象によって市の防災計画の想定を上回る深刻な被害が生じ被害額は734億円と推計されており、市内には東京ディズニーリゾートがあることで全国的に知られている、人口約16万人で千葉県内では流山市に次いで10位である浦安市に、東京学館浦安高等学校があります。

東京学館浦安高校は、1981年(昭和56年)に開校され、Sコース(最難関大学進学)、Aコース(国公立・有名私立大学進学)、Bコース(大学・短大進学)、国際コース、体育コース、内部進学コース(中高一貫)があり、さまざまな進路に対応できるようになっています。1995年(平成7年)度には中学校を新設し、最近は難関大学進学実績もある一方、スポーツも盛んで石井一久・横尾要・阿部勇樹等スポーツ選手を数多く輩出しています。また、佐田真由美(ファッションモデル・歌手・女優)、山内鈴蘭(AKB48)など芸能人も多く輩出しています。系列校として、千葉県船橋市に東京学館船橋高等学校(旧・東京学館総合技術高等学校)、千葉県県印旛郡酒々井町に東京学館高等学校、新潟県新潟市に東京学館新潟高等学校があります。2008年9月に千葉科学大学と教育提携を締結し、両校の教員・生徒が、授業の受け入れや部活動の参加、施設の利用、指導者の派遣などいろいろな交流を行っています。
余談ですが、ヤクルトの石井弘寿投手は石井一久投手に憧れて東京学館高校に入学しましたが、東京学館浦安高校と東京学館高校を間違えていたという話は有名です。

東京学館浦安高校野球部は、液状化で被災したグラウンドで満足に練習できなかった中、今年の第93回全国高校野球選手権千葉県大会においてノーシードながら数々の強豪を破り快進撃を続け、甲子園にあと一歩というところまで迫りました。
初の決勝戦では、強豪・習志野高校に14対2で敗れ、惜しくも準優勝に終わりましたが、復興へと向かっている浦安市民に、大きな励みと元気をもたらしました。

最後になりますが、以下に東京学館浦安高校の第93回全国高等学校野球選手権大会千葉大会戦績を記述いたします。

1回戦(7/10青葉の森野球場)
県立富里高校 14‐0(7回コールド)

2回戦(7/12秋津球場)
県立千城台高校 4‐2

3回戦(7/14船橋市民球場)
県立船橋啓明高校 6‐3

4回戦(7/17船橋市民球場)
専大松戸高校 3x‐2

5回戦(7/21QVCマリンフィールド)
県立松戸国際高校 7‐5

準々決勝戦(7/24市原臨海球場)
県立安房高校 5‐1

準決勝戦(7/25QVCマリンフィールド)
流通経済大柏高校 8x‐7

決勝戦(7/27QVCマリンフィールド)
市立習志野高校 2‐14

以上です。