☆都道府県ごとの甲子園出場率？ はどうなっているのか人口なども加味してある程度わかりやすく例えると

～成東 VS 成田～

 

今年の夏の選手権大会地方予選には全国で4,014校が参加した。
今年の夏を含め、春夏合わせるとこれまでに全国で986校(廃校等含む)が甲子園出場を果たしている。
単純計算だが、今年の参加校のうち24.6％の高校が甲子園出場経験を持っていることになる。

 

こんな事を書いているうちに、甲子園出場率の一番高い都道府県はどこなのか？  逆に一番低い都道府県はどこなのか？  また、高いところと低いところに何か共通点はあるのか？ 興味が沸いてくる。

 

 

結果は以下の通りとなった。

 

 【北海道】

人口：550万人
甲子園勝利数1位：北海 29勝47敗
選手権大会予選参加校：244校(南北合計)
甲子園出場校：52校(廃校1)
出場率：21％

 

【青森県】
人口：137万人
甲子園勝利数1位：光星学院 13勝10敗
選手権大会予選参加校：73校
甲子園出場校：16校(師範学校1)
出場率：21％

 

【岩手県】
人口：133万人
甲子園勝利数1位：花巻東 9勝7敗
選手権大会予選参加校：73校
甲子園出場校：24校
出場率：33％

 

【秋田県】
人口：108万人
甲子園勝利数1位：秋田商 15勝21敗
選手権大会予選参加校：50校
甲子園出場校：13校(師範学校1)
出場率：24％

 

【山形県】
人口：116万人
甲子園勝利数1位：日大山形 12勝18敗
選手権大会予選参加校：54校
甲子園出場校：14校
出場率：26％

 

【宮城県】
人口：234万人
甲子園勝利数1位：東北 42勝40敗
選手権大会予選参加校：77校
甲子園出場校：14校
出場率：18％

 

【福島県】
人口：202万人
甲子園勝利数1位：聖光学院 10勝10敗
選手権大会予選参加校：87校
甲子園出場校：17校
出場率：18％(師範学校1)

 

【茨城県】
人口：296万人
甲子園勝利数1位：常総学院 32勝17敗
選手権大会予選参加校：102校
甲子園出場校：22校
出場率：22％

 

【栃木県】
人口：200万人
甲子園勝利数1位：作新学院 24勝13敗
選手権大会予選参加校：63校
甲子園出場校：20校
出場率：32％

 

【群馬県】
人口：200万人
甲子園勝利数1位：桐生 28勝26敗
選手権大会予選参加校：68校
甲子園出場校：17校
出場率：25％

 

【埼玉県】
人口：719万人
甲子園勝利数1位：浦和学院 18勝17敗
選手権大会予選参加校：159校
甲子園出場校：28校
出場率：18％

 

【千葉県】
人口：621万人
甲子園勝利数1位：銚子商 39勝19敗
選手権大会予選参加校：172校
甲子園出場校：24校(師範学校1)
出場率：13％

 

【東京都】
人口：1,316万人
甲子園勝利数1位：早稲田実 60勝45敗
選手権大会予選参加校：269校(東西合計)
甲子園出場校：34校(他県移転2)
出場率：12％

 

【神奈川県】
人口：905万人
甲子園勝利数1位：横浜 52勝22敗
選手権大会予選参加校：186校
甲子園出場校：20校
出場率：11％

 

【山梨県】
人口：86万人
甲子園勝利数1位：東海大甲府 22勝14敗
選手権大会予選参加校：38校
甲子園出場校：16校
出場率：42％

 

【新潟県】
人口：237万人
甲子園勝利数1位：日本文理 7勝10敗
選手権大会予選参加校：92校
甲子園出場校：20校
出場率：22％

 

【長野県】
人口：215万人
甲子園勝利数1位：松商学園 38勝49敗
選手権大会予選参加校：94校
甲子園出場校：27校(師範学校1)
出場率：28％

 

【富山県】
人口：109万人
甲子園勝利数1位：富岡商、富山商ともに8勝20敗
選手権大会予選参加校：49校
甲子園出場校：14校
出場率：29％

 

【石川県】
人口：117万人
甲子園勝利数1位：星稜 22勝26敗
選手権大会予選参加校：50校
甲子園出場校：14校
出場率：28％

 

【福井県】
人口：80万人
甲子園勝利数1位：福井商 31勝38敗
選手権大会予選参加校：29校
甲子園出場校：10校
出場率：34％

 

【静岡県】
人口：376万人
甲子園勝利数1位：静岡 29勝35敗
選手権大会予選参加校：118校
甲子園出場校：27校
出場率：23％

 

【愛知県】
人口：740万人
甲子園勝利数1位：中京大中京 131勝45敗
選手権大会予選参加校：188校
甲子園出場校：27校
出場率：14％

 

【岐阜県】
人口：208万人
甲子園勝利数1位：県岐阜商 83勝49敗
選手権大会予選参加校：67校
甲子園出場校：18校
出場率：27％

 

【三重県】
人口：185万人
甲子園勝利数1位：三重 19勝19敗
選手権大会予選参加校：65校
甲子園出場校：18校
出場率：28％

 

【滋賀県】
人口：141万人
甲子園勝利数1位：八幡商 12勝14敗
選手権大会予選参加校：54校
甲子園出場校：24校
出場率：44％

 

【京都府】
人口：263万人
甲子園勝利数1位：龍谷大平安 90勝64敗
選手権大会予選参加校：78校
甲子園出場校：25校(廃校1)
出場率：31％

 

【大阪府】
人口：886万人
甲子園勝利数1位：ＰＬ学園 96勝30敗
選手権大会予選参加校：187校
甲子園出場校：41校(廃部1)
出場率：22％

 

【兵庫県】
人口：558万
甲子園勝利数1位：報徳学園 55勝29敗
選手権大会予選参加校：161校
甲子園出場校：40校
出場率：25％

 

【奈良県】
人口：140万人
甲子園勝利数1位：天理 68勝43敗
選手権大会予選参加校：42校
甲子園出場校：13校
出場率：31％

 

【和歌山県】
人口：100万人
甲子園勝利数1位：智辯和歌山 56勝26敗
選手権大会予選参加校：40校
甲子園出場校：21校(廃部1)
出場率：50％

 

【岡山県】
人口：194万人
甲子園勝利数1位：倉敷工 25勝19敗
選手権大会予選参加校：57校
甲子園出場校：14校
出場率：25％

 

【広島県】
人口：286万人
甲子園勝利数1位：広陵 66勝39敗
選手権大会予選参加校：95校
甲子園出場校：21校
出場率：22％

 

【鳥取県】
人口：58万人
甲子園勝利数1位：鳥取西 25勝27敗
選手権大会予選参加校：25校
甲子園出場校：13校(廃部1)
出場率：48％

 

【島根県】
人口：71万人
甲子園勝利数1位：浜田 9勝15敗
選手権大会予選参加校：39校
甲子園出場校：21校
出場率：54％

 

【山口県】
人口：145万人
甲子園勝利数1位：下関商 28勝21敗
選手権大会予選参加校：60校
甲子園出場校：30校
出場率：50％

 

【香川県】
人口：99万人
甲子園勝利数1位：高松商 54勝40敗
選手権大会予選参加校：40校
甲子園出場校：14校
出場率：35％

 

【徳島県】
人口：78万人
甲子園勝利数1位：池田41勝13敗、徳島商41勝41敗
選手権大会予選参加校：32校
甲子園出場校：14校
出場率：44％

 

【愛媛県】
人口：143万人
甲子園勝利数1位：松山商 80勝35敗
選手権大会予選参加校：59校
甲子園出場校：16校
出場率：27％

 

【高知県】
人口：76万人
甲子園勝利数1位：高知商 59勝35敗
選手権大会予選参加校：33校
甲子園出場校：10校
出場率：30％

 

【福岡県】
人口：507万人
甲子園勝利数1位：小倉 27勝19敗
選手権大会予選参加校：135校
甲子園出場校：39校(廃校1)
出場率：28％

 

【佐賀県】
人口：85万人
甲子園勝利数1位：佐賀商 17勝20敗
選手権大会予選参加校：41校
甲子園出場校：19校(師範学校1)
出場率：44％

 

【長崎県】
人口：142万人
甲子園勝利数1位：清峰 13勝4敗
選手権大会予選参加校：58校
甲子園出場校：15校
出場率：26％

 

【熊本県】
人口：181万人
甲子園勝利数1位：熊本工 44勝39敗
選手権大会予選参加校：66校
甲子園出場校：15校
出場率：23％

 

【大分県】
人口：119万人
甲子園勝利数1位：津久見 24勝16敗
選手権大会予選参加校：48校
甲子園出場校：19校
出場率：40％

 

【宮崎県】
人口：113万人
甲子園勝利数1位：日南学園 11勝10敗
選手権大会予選参加校：50校
甲子園出場校：24校
出場率：48％

 

【鹿児島県】
人口：170万人
甲子園勝利数1位：鹿児島実 31勝24敗
選手権大会予選参加校：84校
甲子園出場校：11校
出場率：13％

 

【沖縄県】
人口：139万人
甲子園勝利数1位：興南21勝11敗、沖縄水産21勝12敗
選手権大会予選参加校：63校
甲子園出場校：21校
出場率：33％

 

 

出場率の一番高い都道府県は島根県で54%、次いで和歌山県と山口県が50%で予選参加校のうち半数の高校が甲子園出場経験を持っている事になります。
和歌山県と鳥取県でそれぞれ廃部となった海南高校大成校舎と米子南高校を含めると、和歌山県53%、鳥取県52%と順位が変わり、島根県、和歌山県、鳥取県の共通点は夏の予選皆勤校があるという事でうまくまとまります。

 

出場率の一番低い都道府県は神奈川県の11%、次いで東京都の12%、千葉県と鹿児島県の13%でした。共通点はいずれも大都会という事です。

 

 

 

 

 

以上。