☆三つ目の椅子~甲子園球場が使用されていたのに甲子園で試合をしていない甲子園出場校~
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鶴丸 深志’
2013年10月09日 00:18 visibility1058
第66回秋季関東地区高校野球大会は10月26日から茨城県で開催される。開催地からは3校(他県は2校)が関東大会に出場できる。
茨城の三つ目の椅子を獲得したのは、水戸工業であった。水戸工業は26年ぶり2回目の秋季関東大会出場となる。
水戸工業は、1963年(昭和38年)第45回全国高校野球選手権大会に春夏通じて一度だけ甲子園出場を果たしている。
過去にも記述しておりますが、第45回全国高校野球選手権大会は記念大会のため、各都道府県から48校の代表(北海道のみ2校)が集まっての大会となった。代表校が増えたことで、会場は甲子園球場と西宮球場が併用された。
この大会に出場した水戸工業は組合せ抽選の結果、西宮球場で岡山東商業との1回戦を戦うこととなった。しかし、試合は1対2で敗退。その後、水戸工業は甲子園の舞台に立っていない。つまり、甲子園球場が使用されていたのに甲子園球場で試合をしていない何とも気の毒な高校なのである。
この気の毒な高校が全国にもう一校ある。それは、同じ第45回夏の大会に出場した佐賀県の武雄高校である。
武雄高校も水戸工業と同様に、西宮球場で1回戦を甲府商業と戦いましたが、2対10で敗退。その後、甲子園の舞台には立っていません。
水戸工業のセンバツ当確まであと二つ。しかし、あと二つはこれまで以上に険しい道になることでしょう。
水戸偕楽園の梅の蕾がほころび始める頃、水戸工業にも春の便りが届く事を願うばかりです。
以上です。
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