☆5月14日 きょうの街道探訪
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鶴丸 深志’
2017年05月14日 06:44 visibility310
平成28年農林水産統計によると、日本梨の収穫量ベスト4に進出したのは、千葉県、茨城県、栃木県、福島県の東日本勢であった。そして、日本一に輝いたのは、今回も千葉県であった。
ふなっしーの人気で全国知名度が一段と高まった千葉県の梨であるが、主な生産地は市川市、白井市、鎌ケ谷市、船橋市などで、大消費地東京に近いため完熟に近い状態で出荷できる。
千葉県内の梨生産のルーツは江戸時代に遡る。美濃国大垣から土壌に合った樹枝を譲り受け、市川市八幡地区から栽培が広がった。同地区の梨は、江戸では高級品だったという。
梨生産がこれほど盛んになったのは、温暖な気候のほか、生産者の高い栽培技術やたゆまぬ努力があってこそだ。土作りに欠かせない良質な堆肥作りでは、材料や温度管理、発酵期間など、こだわりを持つ生産者も少なくない。
産地では販路開拓にも余念がない。「市川の梨」は特許庁より地域団体商標登録の認定を受けており、ブランド力を生かして「食べ歩きまっぷ」で観光客を呼び込む。通称「大町梨街道」沿いには約50軒もの店が軒を連ね、のぼり旗が夏の風物詩となっている。
皆さまも、一度、大町梨街道を訪れてみてはいかがかしら?
以上です。
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