☆東京都内で二番目に古い高校野球部 秋季大会観戦記~学習院高等科~
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鶴丸 深志’
2017年10月08日 13:40 visibility6487
100回目の夏の大会が来る前に、できるだけ多く中等學校野球創成期から活動していた高校の姿を観ておきたいと思い、神宮第二球場に向け愛車のレクサスCT200hを走らせた。
観戦したかったのは学習院高等科、勿論、初めての観戦だ。それともうひとつ、学習院高等科で忘れてはならないことがある。それは、左の胸に大きく「G」と書かれているユニフォームである。アルファベット一文字ユニフォームマニアの方にとっては、たまらない一品であろう。(GといえばジャイアンツのGでなく、明治時代中期から学習院のGなんだ!)
アタシがこれまでに試合を観戦した、明治時代に野球部が創部された伝統あるアルファベット一文字ユニフォームの高校といえば、竜ヶ崎一高、下関商業、膳所高校である。花文字のアルファベット一文字も含めると、下妻一高、竜ヶ崎一高、下関商業、膳所高校、水海道一高、土浦一高だろうか?
試合の方は、駿台学園を相手に 1 - 11 (8回コールド)と大敗であった。学習院高等科のエースが左腕で、うまくはまればと期待していましたが、制球が定まらず四球でランナーをためては痛打され、早々と降板。リリーフした右腕が何とか踏ん張っていましたが、終盤に大量失点を与えてしまった。試合は残念な結果となったが、スタンドの応援は相手を上回っていた。
(ごきげんよう、学習院の応援はお上品でした)
学習院高等科は東京都豊島区目白にあり、都内で有数の広大な校地を有し、1877年(明治10年)に創立された偏差値71の歴史ある超名門校である。
野球部は1889年(明治22年)に創部され、アタシが調査した限り、都内では青山学院高等部に次ぐ歴史を有する。さらに、全国の高校まで範囲を広げても、岐阜高校、青山学院高等部、慶應義塾高校に次いで、広島国泰寺高校と並ぶ歴史と伝統を誇る中等學校野球における先駆者である。
夏の全国大会予選には、1931年(昭和6年)第17回大会東京予選に初参加した。結果は、中央商(中央学院大中央)を 10 - 0 、目白商(目白研心)を 5 - 0 で破り予選初出場でベスト8に進出した。その翌年、翌々年と3年連続でベスト8に進出したが、これらが夏の予選最高成績となっている。
来年の夏の全国大会は100回目の記念大会となるが、中等學校野球創成期から活動していた高校の活躍を期待したい。
以上です。
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