☆千葉県最古の高校野球部 秋季大会観戦記~佐倉高校~
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鶴丸 深志’
2018年09月24日 20:39 visibility3993
平成最後の秋に、千葉県最古の高校野球部の姿を観ようと思い、船橋市民球場に向けて愛車のレクサスCT200hを走らせた。
観戦したかったのは佐倉高校、何年ぶりの観戦だろうか?
ユニフォームは純白で、胸には濃紺の「SAKURA」のマークが桜色で縁取られている。(個人的には、ラケットラインを採用している点が千葉県最古の野球部らしくないと感じてしまいます)
試合の方は、リーグ制覇間近の広島カープ丸選手の出身校で強豪の千葉経済大附属を相手に、4 - 3 の逆転で接戦を制しベスト16進出を決めた。一方、千葉経済大附属はエラーが痛かった。
佐倉高校は、1792年(寛政4年)に創設された佐倉藩校の流れを汲む歴史を有し、偏差値71を誇る千葉県内有数の進学校である。卒業生にはミスターがいる。
野球部は、1896年(明治29年)に創部された千葉県内最古の歴史を有する。創部当時はグラブもなく、硬球を素手で捕っていたためケガ人が続出したという。ユニフォームもなく、裸足に袴姿だったようだ。その後、千葉中、成田中、銚子商、佐原中、成東中、茂原農、千葉師範などで野球部が誕生した。1899年(明治32年)11月23日に佐倉中と千葉中が対戦した記録が残されていおり、これが県内初の対外試合となっている。試合は 29 - 9 で佐倉中が勝利した。
夏の予選には、1924年(大正13年)第10回大会予選(関東大会)に、県内では銚子商、千葉師範、千葉中、成田中、成東中、茂原農に次いで大多喜中と共に初参加した。結果は、初戦で茂原農に 10 - 4 で勝利し予選初勝利を挙げた。しかし、次の試合では千葉中に 2 - 24 と大敗を喫した。
甲子園出場経験はなく、夏の予選最高成績はベスト4、通算成績は87勝89敗1分である。
今日の試合は、佐倉高校に春が一歩近づいた瞬間であった。果たして、創部123年目の悲願は達成されるのだろうか?
以上です。
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