☆日本で唯一「鉄道」の名称が付く高校 秋季大会観戦記~昭和鉄道高校~
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鶴丸 深志’
2019年09月09日 06:35 visibility2801
日本初の本格的野球チームは、明治時代、鉄道技師の平岡ひろしが結成した「新橋アスレチック倶楽部」に遡る。振り返ってみれば、現在の西武、阪神をはじめ、過去には近鉄、阪急、南海、さらには西鉄など、多くの鉄道会社が球団経営に携わっていた。鉄道と野球の関わりを考えていたら、日本で唯一「鉄道」の名称が付く高校の試合を観たくなり、秋季東京都大会の一次予選が行われている佼成学園グランドに向け、今回は愛車のレクサスCT200hではなく、鉄道に乗車した。
観戦したかったのは昭和鉄道高校、勿論、初めての観戦だ。
ユニフォームは白地にエンジ基調で、胸には筆記体で「Shotetsu」と書かれていた。
試合の方は、第一回夏の全国大会予選参加校である成城高校 https://labola.jp/blog/user/28237/9000000000008731 を相手に、2回までに6失点と厳しい展開で進んだ。中盤以降反撃に転じたが、5 - 7 で敗退となった。
池袋にある昭和鉄道高校は、1928年(昭和3年)に鉄道従事者の夜間定時制学校として創設された。以来、一貫して鉄道・交通を中心とする産業教育をすすめ、岩倉高校と並ぶ鉄道学校として知られ、運輸科と機関科のみを有する。男子校として学校運営をしてきたが、2004年(平成16年)度に男女共学となった。同一法人の姉妹校、豊島学院高校とは校舎が渡り廊下でつながっており、実際の学校生活では同じ学校の別学科という感覚のようだ。部活もすべて共同活動であるが、野球部だけは高野連への登録上の理由で別活動になっている。
昭和鉄道の野球部は1968年(昭和43年)に創部され、夏の予選には1969年(昭和44年)の第51回大会東京予選に初参加した。結果は、海城に 0 - 15 で敗退となった。
夏の予選初勝利は、1974年(昭和49年)の第56回大会東京予選で、郁文館商(郁文館グローバル・現在は不参加)に 6 - 5 で勝利した。
夏の予選通算成績は20勝51敗である。
果たして、池袋発甲子園行きの列車が発車する日は来るのだろうか?
以上です。
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