☆青い旋風~長崎北陽台~
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鶴丸 深志’
2019年12月29日 00:07 visibility3523
1994年(平成6年)の第76回全国高校野球選手権大会に長崎代表として出場したのは、無名の公立校・長崎北陽台高校であった。
長崎北陽台は、好投手・松尾を擁し長崎県大会ではノーシードながら、島原南に 12 - 1 、波佐見に 2 - 0 、鎮西学院に 4 - 1 、佐世保実に 2 - 0 、長崎南山に 3 - 1 、海星に 7 - 3 で勝利し、初の甲子園切符を手にした。
初めての甲子園、初戦の相手は優勝候補の一角、関東一に決まった。戦前の予想は関東一が圧倒的優位であったが、松尾投手は伸びのあるストレートと切れのあるスライダーを低めに集め、強打の関東一打線を3安打に封じ込め、2 - 0 で大金星を挙げた。
勢いに乗った長崎北陽台は、宿毛に 4 - 1 (被安打3)、中越に 3 - 2 (被安打5)と次々に勝利を収めベスト8に進出した。この快進撃は、スクールカラーと重ね合わされ「青い旋風」と称された。
この年、ラグビー部も花園で準優勝を成し遂げ、「青い旋風」を巻き起こした。それ以来、アタシは長崎北陽台を応援するようになった。
長崎北陽台高校は、1979年(昭和54年)に長崎市のベッドタウンとして発展が進んだ西彼杵郡長与町に開校され、偏差値は理数科69、普通科66を誇る県内有数の進学校である。
ラグビー部は全国の公立高校の中ではトップクラスの実力を誇り、昨年度の花園では公立高校で唯一ベスト8に進出した。
今年もラグビー部は2年連続18回目の花園出場を果たし、1回戦は桐生一に 53 - 0 で勝利した。
2回戦では、東の横綱Aシード桐蔭学園と対戦する。何とか番狂わせを起こして貰いたい。
ちなみに、今年の花園出場校の偏差値ベスト8は以下の通りである。
74 浦和 普通(埼玉・県立)
70 本郷 普通(東京・私立)
70 大阪桐蔭 Ⅰ類(大阪・私立)
70 近大和歌山 AD(和歌山・私立)
70 山口 理数(山口・県立)
69 長崎北陽台 理数(長崎・県立)
68 國學院栃木 特別選抜S(栃木・私立)
68 桐蔭学園 プログレス(神奈川・私立)
67 茗溪学園 普通(茨城・私立)
66 京都成章 AS(京都・私立)
66 常翔学園 スーパー(大阪・私立)
65 飯田 理数(長野・県立)
65 大分東明 特別進学(大分・私立)
64 流経大柏 Ⅲ類(千葉・私立)
64 中部大春日丘 啓明(愛知・私立)
64 城東 普通(徳島・県立)
以上です。
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