☆幻の甲子園出場校~21世紀枠 平田高校~
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鶴丸 深志’
2020年03月15日 22:30 visibility1397
(情報提供は中等學校野球部史研究会松江支部長)
創部70年目の平田高校野球部が新たな歴史を刻んだ。2015年、2019年も21世紀枠の中国地区推薦校となったが選出されず、三度目の正直で春夏通じて初の悲願を達成した。昨秋の中国大会でベスト8入りし、満を持しての選出となった。
島根県立平田高校は出雲市平田町(旧・平田市)の愛宕山の高台に所在し、1916年(大正5年)に平田農学校として創設された100年を越える歴史と伝統を有する。校舎からは出雲平野と宍道湖、東には遠くに名峰・大山を見ることができる。
野球部は1951年(昭和26年)創部された。チームを率いる植田監督は、2016年の夏の全国大会に島根県内有数の進学校である出雲高校を初の甲子園に導いた手腕を持つ。
夏の全国大会予選には、大社、松江北、浜田、松江商、三刀屋、松江工、大田、出雲商、出雲、江津工、邇摩、益田に次いで、1951年(昭和26年)の第33回東中国大会島根予選に初参加した。結果は出雲に 4 - 11 で敗退となった。
夏の全国大会予選初勝利は、1955年(昭和30年)第37回東中国大会島根予選で、邇摩に 5 - 2 で勝利した。
夏の予選通算成績は46勝69敗2分、準優勝1回である。
地域は過疎化に悩まされ部員の確保も困難。秋季島根大会では出場39校中25校が選手登録20人に満たず、19人の平田も例外ではなかった。野球離れの状況も打破すべく、数年前から選手が自作のチラシを作って市内の保育園や幼稚園を訪れ、希望する園児に野球体験教室を行うなどして普及活動に力を入れている。野球部内に「普及班」を設け自主的に活動している点や、作製したマニュアルが県内外で参考にされるなど、活動の和を広げている点が評価されての21世紀枠選出であった。
地域に愛されている平田、センバツ中止は気の毒でならないが、これをバネに夏に戻って来て貰いたい。
以上です。
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