☆夏は終わらない2020 高校野球独自大会より~群馬県最多の甲子園出場校・桐生高校~

 

群馬県の東部、栃木県と隣接する織物の街、桐生市に所在する桐生高校は、1917年(大正6年)に桐生町立桐生中学校として創立された群馬県内有数の進学校である。

 

野球部は1922年(大正11年)に創部され、群馬県内では、前橋、高崎、太田、富岡、前橋商、勢多農林、高崎商、館林に次ぐ歴史を有する。

甲子園には春12回、夏14回出場し、計26回の甲子園出場は群馬県最多である。

甲子園に初めて出場したのは桐生中学時代の1927年(昭和2年)、第13回全国中等学校優勝野球大会であった。この出場を契機に、桐生市民の間で野球熱が高まり、桐生中の劣悪な練習環境を改善しようという機運が生まれ、新川球場が誕生した。その後、1987年(昭和62年)に老朽化から解体され、現在は新川公園となっている。この新川公園から道路を挟んだ向かい側には、強豪・樹徳高校がある。

甲子園通算成績は28勝26敗、最高成績は春2度の準優勝である。

夏の全国大会予選には、群馬県勢としては前橋、太田に次いで、高崎、富岡、群馬師範とともに1923年(大正12年)の第9回大会予選(関東大会)に初参加した。

結果は、宇都宮農に 11 - 10 で勝利し、予選初出場で初勝利を挙げた。続く試合は栃木中に 3 - 8 で敗退となった。

夏の予選通算成績は231勝81敗3分である。

 

 

桐生高校は、桐生市民のバックアップもあり戦前から戦後にかけて北関東の高校野球界を牽引する存在であった。伝統ある桐生高校の甲子園復活に期待したい。

 

 

 

 

 

以上です。

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