☆夏は終わらない2020 高校野球独自大会より～九州最古のラグビー部・福岡高校～

福岡県の高校野球独自大会は、福岡地区、筑後地区、北九州地区、福岡中央地区の4地区に分かれて開催された。
福岡地区の決勝に進出したのは福岡と福岡大大濠で、福岡が福岡大大濠に延長11回タイブレークの末、4 - 3 で逆転サヨナラ勝ちした。プロ注目の右腕を擁する強豪を相手に、2度もリードを奪われながら最後まで諦めなかった。1917年創立の伝統校ながら、春夏を通じて甲子園出場がない福岡が福岡地区の頂点に立った。

奇しくも、両校は昨夏の福岡大会3回戦で対戦しており、福岡は2点リードの9回に3点を奪われて逆転サヨナラ負けを喫したが、今回は見事にリベンジを果たした。

福岡高校は福岡県福岡市博多区に所在し、1917年(大正6年)に福岡県立中学修猷館の寄宿舎の一部を仮校舎として福岡県立福岡中学校として開校された福岡県内有数の進学校である。
野球部は1921年(大正10年)に創部された。
夏の全国大会予選には、1929年(昭和4年)の第15回大会予選(北九州大会)に福岡県勢としては、久留米商、修猷館、伝習館、嘉穂、福岡師範、豊国学園、八女、育徳館、福岡工、福岡農、福翔、明善、小倉、東筑、小倉師範、三池、鞍手、小倉工、西南学院、若松、南筑に次いで、筑紫丘とともに初参加した。結果は、南筑中(南筑)に 6 - 4 で勝利し、予選初勝利を挙げた。
夏の予選通算成績は83勝87敗2分である。

福岡高校といえば、1924年(大正13年)に創部されたラグビー部が九州最古の歴史を有する。花園には37回出場し、花園通算成績は43勝31敗4分、優勝3回、準優勝3回を誇る。ラグビーＷ杯で活躍した福岡堅樹は同校のＯＢである。
伝統ある福岡高校の甲子園出場の悲願達成に期待したい。

以上です。