☆京都で二番目に古い高校ラグビー部 「1912」の誇りを胸に ~洛北高校~

 

京都市左京区の世界遺産・下鴨神社の境内にある「糺(ただす)の森」の中に石碑があり、「第一蹴の地」と記されている。
聞けば、1910年(明治43年)9月10日、慶應義塾生の指導のもと、4人の旧制第三高等学校(現・京都大学)の学生たちがこのあたりで初めてラグビーボールを蹴ったという。つまり、ここが関西におけるラグビー発祥の地なのである。

1910年に三高でラグビー部が創部されると、京都では1911年(明治44年)に同志社中、1912年(明治45年)に京都一中(現・洛北高校)、1915年(大正4年)に京都一商(現・西京高校)と京都三中(現・山城高校)でラグビー部が創部された。卒業生たちは各地にラグビーを広め、早稲田大学や東京大学にもラグビー部が創部されていった。こうして大正時代に大学を中心にラグビー部が一気に創部され、昭和にかけてラグビーが発展していった。

 

 

 

 

京都屈指の名門・洛北高校が、3月25日から熊谷ラグビー場で開催されている第22回全国選抜高校ラグビー大会に実行委員推薦枠で8大会ぶり2回目の出場を果たした。


洛北高校は日本初の旧制中学校として1870年(明治3年)に創設され、京都一中を前身とする中高一貫の府立高校である。「関西ラグビー発祥の地」からは徒歩15分ほどの距離にある。

ラグビー部は、関西にラグビーが伝わった2年後の1912年に創部された。濃紺ジャージーの右胸には伝統の証し「1912」が刻まれている。

選抜大会の結果は、1回戦で北関東の雄・國學院栃木に 8 - 82 と大敗を喫したが、敗者戦では北陸の雄・日本航空石川に 15 - 5 で勝利し、熊谷での3勝目を挙げた。

 

 

伝統ある洛北高校ラグビー部の活躍を期待したい。

 

 

 

 

 

以上です。

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