☆有形文化財探訪 ~春はさくら? 千葉県立佐倉高校記念館~

 

 

千葉県立佐倉高校記念館は、佐倉藩最後の藩主・堀田正倫の寄付により千葉縣立佐倉中學校本館として1910年(明治43年)に建築された。設計したのは、後に鉄道省の初代建築課長となった久野節と後藤政二郎であることが棟札からも確認されている。

建物の特徴は、中央の玄関部分を強調し、2階屋根中央の換気塔の左右に小型ドームの双塔を配し、ポーチの欄間には桜の透かし彫りがあり、両端部の切妻にはハンマー・ビーム風の妻飾りが付いている。この記念館は千葉県内の高校で唯一、現在も使用されている明治期の洋風建築校舎で、国の登録有形文化財になっている。

また、NHK朝の連続テレビ小説「梅ちゃん先生」では記念館が合格発表のシーンに使われるなど、見る人に圧倒的な存在感と郷愁を感じさせてくれる魅力的な建物である。

 

千葉県立佐倉高校は、1792年(寛政4年)に創設された佐倉藩の藩校「佐倉藩学問所」を前身とする千葉県内最古の歴史を有し、千葉県内有数の進学校である。

佐倉高校の敷地には、1999年(平成11年)に開館した地域交流施設があり、展示室には鹿山文庫関係資料(県指定文化財)など多数の古書籍、順天堂関係書籍、旧制佐倉中学校時代の教材、教具などが展示されているほか、長嶋茂雄終身名誉監督の写真も展示されている。

 

 

 

 

 

 

佐倉高校野球部は、1896年(明治29年)に創部された千葉県内最古の歴史を有する。創部当時はグラブもなく、硬球を素手で捕っていたためケガ人が続出したという。ユニフォームもなく、裸足に袴姿だったようだ。その後、千葉中、成田中、銚子商、佐原中、成東中、茂原農、千葉師範などで野球部が誕生した。1899年(明治32年)11月23日に佐倉中と千葉中が対戦した記録が残されており、これが千葉県内初の対外試合となっている。試合は 29 - 9 で佐倉中が勝利した。
夏の全国大会予選には、1924年(大正13年)の第10回大会予選(関東大会)に、千葉県内では銚子商、千葉師範、千葉中、成田中、成東中、茂原農に次いで大多喜中とともに初参加した。結果は、初戦で茂原農に 10 - 4 で勝利し予選初勝利を挙げた。しかし、次の試合では千葉中に 2 - 24 と大敗を喫した。
甲子園出場経験はなく、夏の予選最高成績はベスト4、通算成績は88勝90敗1分である。

 

 

 

【おまけ】

長嶋茂雄記念岩名球場

 

 

我が巨人軍は永久に不滅です !

今日もがんばれ、ジャイアンツ !

今日も負けかな、ジャイアンツ ⤵

 

 

 

 

 

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