☆埼玉県勢初の夏の全国大会予選参加校対決 ~熊谷 VS 浦和~
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鶴丸 深志’
2021年07月11日 10:00 visibility831
1921年(大正10年)、第7回夏の全国大会予選(関東大会)に埼玉県勢として初めて参加したのが、当時は旧制中学であった熊谷中と浦和中である。
この両校が夏の埼玉県大会1回戦で対戦した。観戦に行きたかったが、1回戦から2回戦は原則無観客試合のためテレ玉の中継を観ることにした。
熊谷高校のユニフォームは、白基調で胸には漢字で縦に「熊谷」と書かれている。
一方の浦和高校のユニフォームは、アイボリー基調で胸には漢字で「浦和髙」と書かれている。
試合の方は、熊谷が逆転で 5 - 3 で勝利した。
熊谷高校は、1895年(明治28年)に埼玉縣第二尋常中學校として創立された歴史を有し、偏差値67の男子校である。
野球部創部は1915年(大正4年)頃とされているが、野球は1896年(明治29年)頃から行われていたと思われる。
夏の全国大会予選には、1921年(大正10年)の第7回大会予選(関東大会)に、埼玉県勢としては県浦和とともに初参加した。結果は、初戦で太田中(茨城)に 5 - 6 で敗退となった。
夏の予選通算成績は116勝101敗である。
甲子園には夏のみ3回出場し、甲子園通算成績は4勝3敗である。
熊谷高校が甲子園に初めて出場したのは、1949年(昭和24年)の第31回夏の全国大会で、この出場は埼玉県勢としても初となる夏の全国大会出場であった。
2度目の出場は1951(昭和26年)の第33回大会で、この大会では見事に準優勝を成し遂げ、埼玉県勢としても春夏通じて初となる決勝進出であった。
県立浦和高校は、1895年(明治28年)に埼玉縣第一尋常中學校として創立された歴史を有し、偏差値74の男子校である。校技はラグビーという。
野球部は1896年(明治29年)に創部され、埼玉県最古の歴史を有する。
夏の全国大会予選には、1921年(大正10年)の第7回大会予選(関東大会)に、埼玉県勢としては熊谷ともに初参加した。結果は、初戦で下妻中(茨城)に 9 - 3 で勝利し予選初勝利を挙げた。
夏の予選通算成績は91勝96敗1分である。
甲子園には春のみ2回出場し、甲子園通算成績は1勝2敗である。
浦和高校は、1935年(昭和10年)の第12回選抜大会で、埼玉県勢として春夏通じで初となる甲子園勝利を挙げ、埼玉県高校野球史に輝かし一頁を刻んだ。
埼玉県高校野球史に輝かしい歴史を刻んだ、伝統ある両校の活躍に期待したい。
以上です。
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