☆103回目の夏の道 ~予選皆勤校・時習館高校~
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鶴丸 深志’
2021年07月22日 00:00 visibility1482
第1回夏の全国大会予選に参加したのは全国でわずか73校であった。以来、今年の第103回に至るまで一度も欠かすことなく地方予選に参加し続けている「皆勤校」が全国に15校ある。その中に愛知県立時習館高校がある。
時習館高校のユニフォームは純白、胸には漢字で「時習」、帽子のマークは校章(ト ヨ (豊橋の豊) をモノグラムしたもの)、左袖には「ドイツ文字の「TO」を組み合わせた ○ の中に T 」のマーク、アンダーシャツも帽子もヘルメットもストッキングも全て白と実にシンプル、まるで滋賀の膳所高校のようである。→膳所高校が春のセンバツに出場したときのNHK小野塚康之アナウンサーの実況:「真っ白なユニフォームにZのマークだけ、他には何もありません!」
時習館高校は、愛知県豊橋市に所在し、1893年(明治26年)に私立補習学校時習館として創立された歴史を有し、愛知県内有数の進学校である。校名の由来は三河吉田藩藩主の松平信復が設立した藩校である「時習館」からで、館名「時習」は孔子『論語』の「学びて時にこれを習ふ(学而時習之)」という一節に由来する。敷地面積は公立高校で全国第2位である。
野球は1895年(明治28年)頃から行われていたようだが、正式な創部は1899年(明治32年)で、愛知県内では旭丘、岡崎に次ぐ歴史を有する。
夏の全国大会予選には、旭丘とともに第1回大会予選に初参加、以来、第103回大会予選まで皆勤参加である。
第1回大会予選(第12回東海五県連合野球大会を兼ねた大会)では、愛知一中(旭丘)に 7 - 6 、斐太中(斐太/岐阜)に 29 - 0 で勝利し、優勝戦に進出したが、山田中(宇治山田/三重)に 4 - 5 で惜敗し、記念すべき第1回夏の全国大会への出場を逃した。
夏の予選通算成績は162勝101敗1分である。
甲子園には、春2回、夏1回出場し、通算成績は1勝3敗である。
伝統ある時習館高校の活躍に期待したい。
以上です。
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