☆センバツへの道 ~21世紀枠長野県推薦校・松本深志高校~

「松本中學校・松本深志高校 野球部の一世紀」によると、1906年(明治39年)10月16日、長野師範で行われた第5回連合大運動会での松本中學と上田中學の試合、0 - 0 で迎えた3回表の松本中學の攻撃、バントの内野安打で出塁した9番左翼・藤沢選手が3塁に進み、バッターボックスに入った2番中堅・大沢選手は2死にもかかわらず3塁前にバント、これが決まり、日本で初めてスクイズが成功したとされている。当時アメリカから届いたスポルディングの『野球年鑑』に載っていたものを訳してスクイズの研究を重ね、実践したという。まだ甲子園大会も始まっていない1906年に画期的な作戦を成功させた。

 

 

 

 

長野県松本深志高校(長野県立としていないところが教育県を感じさせる ←個人的感想)は長野県中信地方に位置する松本市に所在し、1876年(明治9年)に第十七番中學變則學校として創立された歴史を有し、長野県内屈指の進学校である。校名の「深志」は国宝松本城の古称に由来する。また、トンボのマークの校章が特徴的である。この校章は『古事記』に由来するようだ。

野球部は1896年(明治29年) に創部され、長野県内で最も古い歴史と伝統を有する。

夏の全国大会予選には、長野県勢としては長野師範、野沢中(野沢北)、大町中(旧・大町→大町岳陽)、上田中(上田)、飯田中(飯田)、長野中(長野)、諏訪中(諏訪清陵)に次いで、1919年(大正8年)第5回大会予選(甲信大会)に松本商(松商学園)とともに初参加した。結果は、飯田中に 17 - 0 、野沢中に 7 - 0 で勝利し、予選初参加で決勝に進出した。しかし、決勝では長野師範に 3 - 6 で敗退となった。

夏の予選通算成績は104勝91敗である。

甲子園には1947年(昭和22年)の第29回全国中等學校優勝野球大会に一度だけ出場している。今秋の長野県大会では8強入りするなど近年好成績を残している。

 

 

伝統ある松本深志高校野球部、是非とも21世紀枠での甲子園出場を叶え、甲子園でスクイズを決めてもらいたい。

 

 

 

 

 

以上です。

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