☆センバツへの道 ～21世紀枠北信越地区推薦校・丹生高校～

越前がには、全国のズワイガニの中でもトップブランドとして知られており、福井県で水揚げされたオスのズワイガニのことである。越前漁港を筆頭に、三国港、敦賀港、小浜港が越前がにの水揚げ港となっており、福井県随一の水揚げを誇る越前町は、まさに本場の町で知られている。
越前におけるズワイガニ漁の歴史は国内で最も古いといわれ、「越前がに」という名称が出てくる最も古い記録は、1511年、室町時代に京都に住んでいた三条西実隆の日記に「越前蟹」という表現で見ることができる。この頃、すでに越前の国（現在の福井県）ではズワイガニが漁獲され、京都にも運ばれていたことが推測される。
全国で唯一の皇室献上ガニでもあり、その歴史は古く、明治43年12月に越前町（旧･四ヶ浦町）で獲れた越前がにを皇室に献上したという記録が残っている。

この福井県丹生郡越前町に所在する福井県立丹生高校は、1925年(大正14年)に設立された朝日村立丹生実科高等女学校を前身とし、1948年(昭和23年)に現校名となった。

野球部は1949年(昭和24年)に創部され、春夏通じて甲子園出場はない。
夏の全国大会予選には、福井県勢としては敦賀 、若狭 、福井商 、武生 、大野 、北陸 、三国 、福井師範、藤島 、科学技術、勝山に次いで、高志、鯖江、丸岡とともに1949年(昭和24年)の第31回大会予選(北陸大会)に初参加した。結果は、武生に 1 - 27 で敗退となった。
夏の予選初勝利は、1955年(昭和30年)の第37回大会予選(北陸大会)で、高志に 6 - 0 で勝利した。
夏の予選通算成績は52勝71敗で、最高成績は2019年(令和元年)の準優勝である。

丹生高校の21世紀枠での甲子園出場に期待したい。

以上です。