☆第1回「夏の甲子園」決勝の感動再び ~秋田高校 VS 鳥羽高校~

 

 

2023年で創立150周年を迎える秋田高校の野球部が6月1日、秋田市で記念招待試合を行った。対戦相手は、今から108年前に日本一の座を争った、京都の鳥羽高校。

鳥羽高校は、京都二中の伝統を引き継ぐ高校。秋田高校の150年の節目にふさわしい相手として招待された。

1915年、大阪・豊中市で行われた現在の夏の甲子園大会にあたる「第1回全国中等学校優勝野球大会」で、秋田高校の前身の秋田中学は決勝に進出したが、京都二中に2対1で惜しくも敗れた。

秋田中学の選手たちは去り際、「京都軍万歳」と叫んで京都二中の健闘をたたえ、観客の称賛を浴びたという。

 

試合前には両校の校長が、当時のユニホームで始球式を行った。秋田高校のユニフォームは「YADOME」のマーク。久保田城の別称・矢留城に由来する。鳥羽高校のユニフォームは「KSMS」のマーク。京都二中、Kyoto Second Middle School の頭文字である。

歴史を感じながら108年前の決勝戦が再現された。試合は秋田高校が1点を先制、6回に鳥羽高校が同点に追いつき、108年前をほうふつさせる展開になった。その後、秋田が3点を追加し、最後はエースの岩谷投手が三者三振で締め、4対1で勝利した。

試合後、選手たちはお互い夏の甲子園に出場して再び戦うことを約束した。

 

 

昨年の夏の全国大会で仙台育英が優勝し、みちのくに初めて深紅の大優勝旗が届いた。

第1回夏の全国大会決勝で秋田中学の戦いぶりを観た先人たちは、深紅の大優勝旗が陸路で白河の関を越えることが、これほどまでに長く困難な道のりになるとは、誰一人として思わなかったことでしょう。

 

 

 

 

 

以上です。

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