☆2024年 花園ベスト8への道 ~茗溪学園~

茗溪学園は茨城県つくば市に所在し、1979年(昭和54年)に日本最大級のサイエンスシティー「筑波研究学園都市」の研究者子弟の教育と帰国子女の受け入れを目的に、筑波大学、東京教育大学の同窓会「茗渓会」によって創設された中高一貫校で、男子の校技がラグビーになっている。

ラグビー部は学校創立と同じ1979年(昭和54年)に創部された。ラグビー推薦は行っておらず、花園には29回出場、優勝1回を誇る。

 

この茗溪学園が、第103回全国高校ラグビー大会において、11大会ぶりにベスト8進出を決めた。
直近の5年間で花園ベスト8に進出したチームは15校しかなく、東福岡が5回、東海大大阪仰星が4回、桐蔭学園が4回、京都成章が4回、大阪桐蔭が3回、常翔学園が3回、流経大柏が3回、長崎北陽台が3回、佐賀工が2回、報徳学園が2回、御所実が2回、天理が2回、國學院栃木が1回、大阪朝鮮が1回、中部大春日丘が1回となっており、ベスト8に進出するチームは決まった顔ぶれになりつつある。ちなみに、野球(選手権大会)は34校、サッカー(選手権大会)は27校である。

今大会もベスト8に進出したのが、桐蔭学園、東海大大阪仰星、中部大春日丘、佐賀工業、東福岡、茗溪学園、流経大柏、大阪桐蔭と、7校が前述したチームである。

故に、茗溪学園のベスト8進出は嬉しいニュースだ。

 

 

 

 

茗溪学園はベスト8進出をかけて、FWとBKにそれぞれ強力な留学生を擁する大分東明と3回戦を戦った。

前半を終え、 0 - 10 とリードされ苦しい展開の茗渓学園は、後半4分に敵陣深くに入って13フェイズを重ね、粘り強く守る相手に対して、10番がドロップゴールを狙った。これが見事に成功、3 - 10 とする。

 

 

さらに、後半23分には敵陣ゴール前5mの左中間ラックから、9番 - 10番 - 12番 - 14番とつなぎ、14番が右中間にトライ。8 - 10 と2点差に詰め寄る。

 

 

そして後半残り1分、敵陣ゴール前5mの左中間ラックから、9番 - 12番 - 15番 - 14番 - 2番とつなぎ、2番が右隅にトライを決め逆転に成功、コンバージョンキックも決まり、15 - 10 で劇的な逆転勝利を収めた。

後半の茗溪学園はほぼ左ラインで攻めて、ここぞという時に右ラインの大外に振って見事に2本取った。

 

 

 

 

準々決勝での茗溪学園の相手は、奇しくも11年前と同じ東福岡に決まった。
果たして、11年前と同じようにAシード校相手に金星を挙げることができるだろうか?

 

 

 

 

 

以上です。

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