「ドーピング違反はなかった。」(藤田会長のコメント)

  • けん坊
    2008年08月05日 07:12 visibility57

8月1日付で、我那覇選手の問題に関して「募金運動」を展開したJリーグ選手協会会長・藤田俊哉氏のコメントが公表されています。(Jリーグ選手協会HPより)
http://www.j-leaguers.net/news/news.php?200808;2991

(以下、引用)
いつもJリーグ選手協会の活動をご支援、ご理解いただきまして誠にありがとうございます。
2008年1月4日(金)から開始した「我那覇選手 ドーピング問題 仲裁手続募金」ですが、2度の期限延長を行い7月31日(木)をもって終了とさせていただきました。この約7ヶ月間の間に、募金にご協力いただいた皆様の数は、延べ1,187件で、20,797,177円となりました。
全国各地から、皆様の多大なご支援とご協力をいただき、選手協会を代表する立場から厚く御礼を申し上げます。本当にありがとうございました。
今回のCASの裁定で、我那覇選手には、ドーピング違反はなかったという結果がでました。つまり、Jリーグが開幕して以来、ドーピング違反をしたJリーガーはいないということになります。これは、日本サッカー界全体が行なっているドーピングの取り組みが間違っていないことを示すことだと思います。これからも、選手・コーチングスタッフ・ドクターそしてサッカー界に関る全ての人が、共通の理解と正しい指導を受けて、将来Jリーガーを夢見る子供たちに恥じない日本サッカー界でありたいと思います。
最後に、川崎フロンターレ選手会と共同で展開いたしました、仲裁費用の募金活動につきましては、多くの皆様にご協力をいただき、本当にありがとうございました。この場をお借りして改めて厚くお礼申し上げます。これからも、選手協会の活動にご理解いただければ幸いです。
(引用、終わり)

5月30日にもスポーツ仲裁裁判所(CAS)の裁定後に、自身の公式ブログでコメントしています。
(藤田俊哉選手オフィシャルサイトより)http://blog.toshiya.tv/2008/05/post_103.html

(以下、引用)

スポーツ仲裁裁判所(CAS)でドーピング違反として受けた処分を無効とするという裁定が下され、本人も僕達、選手一同も嬉しく思っています。長い間いろんな方々に勇気づけられたとはいえ、本人の抱えてきたものは想像を越えるものだと思います。まだまだ全てが解決したとまでは行かないようですが、ひとつの区切りがつきこれまで以上にサッカーに集中でき、素晴らしいプレーをしてくれると思います。皆さんの大きな協力にたいへん感謝しています。ありがとうございました。

(引用、終わり)

どちらのコメントからも藤田選手の優しい人柄を、うかがうことができるのではないかと思います。
そして、このような勇気ある人物が会長だったということは我那覇選手にとって幸いだったと思います。

ところで、コメントを何度か読み返してみて、どうしても気になる部分があります。
「これからも、選手・コーチングスタッフ・ドクターそしてサッカー界に関る全ての人が、共通の理解と正しい指導を受けて、将来Jリーガーを夢見る子供たちに恥じない日本サッカー界でありたいと思います。」

…?
前後を探してみても「誰から正しい指導を受けるのか?」が、わかりません。

これって「わざと」このような文章にしているのでしょうか?
今回の件を受けて、ボクにはJリーグに正しい指導をする資格がないように思えます…。

これだけかしこまった文章に皮肉を織り込んでいるのだとしたら、想像以上の大物のような気がしますが、ボクが必要以上にひねくれて物事を捉えているだけのような気もします。

全選手共通の問題として捉えたときに、募金活動だけではなくもう少し別の拡がりをみせることが出来なかったのかなという思いもありますが、選手協会という団体の存在自体を示すこともできましたので、まずは高い評価をしても良いのではないかと思います。

今後も、選手の利益確保のために頑張ってくれる団体であり続けてくれることを願いたいと思います。

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