ん…?結局は「代表のため!」なのか…?

  • けん坊
    2008年08月16日 21:12 visibility97

自身のブログで「ドーピングに関する問題は終わった」というような意思表示をした(と、ボクは思っている)川崎フロンターレの我那覇和樹選手ですが、「そういう煩わしい問題が無くなった選手であれば!」ということで、ここにきて一気に複数のチームから移籍に関しての話題が取りざたされていました。

とりわけ、開幕前の予想に反して下位に低迷している清水エスパルスは正式に文書にして交渉に臨んだようですが、結果は…。「残留」と、いうことで落ち着いたようです。

実直な性格の我那覇選手は、相当悩んだようです。この決断が正しいものであったということは、自分自身でしか証明できないと思います。どうか、良い結果になることを切に祈りたいと思います。

(我那覇選手のブログGANARL「チャレンジ」より)
http://ameblo.jp/ganakazu/entry-10127754594.html
(スポニチ「川崎Fでタイトルを…我那覇一転残留」)
http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2008/08/16/10.html
(日刊スポーツ「川崎F我那覇が決断「代表近道」より)
http://www.nikkansports.com/soccer/news/p-sc-tp0-20080816-396826.html

今現在、少し違和感を感じている点が2点…。
但し、正しいとか誤っているとかという趣旨ではありませんので、念のため。

1 報道に惑わされるべきではありませんが、…(「本人のコメント」としていますので)
 日刊スポーツで「「川崎Fで試合に出るのが代表への近道」とあります。
 …代表のためだったのか?

2 やはり彼の中では、この問題は終わってしまったのか?
 スポーツ仲裁裁判所の裁定結果により、当然に生じる下記の事柄は永遠に封印されてしまうのか?
  (1)我那覇選手への直接謝罪
  (2)後藤秀隆氏への謝罪
  (3)フロンターレへの制裁金の取消しと返還
  (4)この問題に関する事実の検証と解明
  (5)こういった不当処分の再発防止策

人間は自分の位置を確かめたがるものではないかと思いますし、それは悪いことではないと思います。
今のJリーグの環境で、彼が純粋に一選手として評価されるためには「(ドーピング問題の)終結宣言」を、出さざるを得なかったのかなと思っています。報道よりますと、他にもガンバやマリノスが興味を示していたようですので、とりあえずは、彼がFWとして高い評価を得ていることは証明されました。

彼は、細かいことについて駆け引きしたり、計算したりするような性格の人物ではないと思いますので、自分の気持ちに忠実に行動しているのだと思います。それはそれで大事なことだと思います。

但し、ボクとしては、先日の日記(「彼の中では「終わってしまった」のか?」)でも触れましたが、…
http://soccersns.jp/member/4243/diary/84296/

(以下、転載)
もちろん、我那覇選手はサッカー選手であって、この問題に取り組むために時間を費やすことよりも、自身が述べているようにプレーで全力を尽くすのが良いと思います。

しかし、それと「この問題は終わった」と解釈してしまうことは別のものではないかと考えます。
文中で「お蔭様でCAS裁定により、自分の潔白が証明され、自分や関係者の名誉が回復されました。」
と、ありますが、残念ながら回復したといえるのは、今のところ我那覇選手自身の名誉だけです。

我那覇選手にさらに何かをして欲しいというわけではありません。
ただ、「終わった」と言って欲しくなかった。…と、思っています。
(転載、終わり)

振り返って考えてみますと、やはりこういったことになってしまうのは、Jリーグがこの問題に正面から取り組むことを避けているからだと思います。

我那覇選手の名誉が回復されたことは心から喜んでいます。
でも、このままこの問題がうやむやになっていってしまう危険を強く感じていますので、こういった内容の日記になっていまいました。

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