Ｊ２が混戦模様になってきました。

いよいよ次節で第３クールが終わるＪ２。

すでに首位・札幌は36試合を終え、他の12チームは35試合を消化し、常に暫定順位ながら、今は比較的順位表が見やすい状態です。
２位〜８位の７チームが、勝点差９の間に、そして３位〜８位の６チームは、なんと勝点差が５です。

８／６に雷雨による中止のために再試合となった鳥栖vs湘南戦が、昨日行われました。
前回は前半終了後に中止が決定されましたが、０−１で湘南がリードしていました。

それだけに、昨日の結果（鳥栖２−１湘南）は、湘南にとって厳しいものになってしまいました。
そして、その結果Ｊ２は大混戦になりました。

そして、昨日の試合における鳥栖の決勝ゴールはセレッソからレンタル移籍しているキムシンヨン選手。
彼は、移籍の際の特約だった「セレッソ戦不出場」という規定通り、セレッソ戦にこそ不出場でしたが、他は全試合に先発しています。

鳥栖での成績…出場８試合（650分）で、３ゴール。フル出場３回。イエロー２枚。先発８回。
大阪での成績…出場８試合（556分）で、１ゴール。フル出場３回。イエロー１枚。先発４回。

今年からセレッソに期待されての入団でしたが、開幕目前にしてケガをしてしまい、大きく出遅れました。第１クールの最終戦・徳島戦に後半77分から出場したのがデビュー戦になりました。

遅れた日々を取り戻すべく、さぁこれからという時に都並監督からクルピ監督に交代してしまい、構想外に…。

しかし鳥栖には、これまた元セレッソで元韓国代表のユンジョンファン選手がいました。
聞くところによりますと、これがキム選手には、とても良い結果に繋がっているようです。
監督も熱い気持ちをもつ男・岸野監督ですので、その辺りも好影響を受けているのかも知れません。

新外国人選手獲得→シーズン中の期限付移籍という、ボクがセレッソを見出してからは初めてのケースですが、新天地で活躍している様子を見ると嬉しくなります。

カードが３枚になってしまったので、もしかしたら残り試合でセレッソ戦以外でも出場できない試合があるかも知れませんが、セレッソ同様に得失点差で状況不利な鳥栖なので、ガツガツとゴールを狙っていって欲しいと思っています。

そして、セレッソ…。大混戦のＪ２をくぐり抜けて欲しいと思っています。
これぞエースと胸を張る選手がいないために、やはり得点力不足は否めません。
なので、「勝点で上回っていくしかない」という思いで、まとまって戦って欲しいと思っています。

累積２枚になっている古橋が、最終節まで出場できるか否かが大きなポイントかと思います。
もう一度４枚溜まると、２試合の出場停止になってしまいます。

そして、絶好調の香川や、クルピ監督の信頼が厚い小松も３枚溜まっています。
最近は香川中心の試合になっているといっても過言ではありませんが、さすがにどこかで出場停止がきます。その時に柿谷はもちろんのこと、今まで出場機会のなかった選手に期待したいです。
また小松は、ここのところ調子を落とし気味ですが、クルピセレッソのエースであることは間違いありません。ただでさえＦＷが心許ない状況ですので、こちらもデカモリシや苔口の奮起に期待したいと思います。

右ＳＢの柳沢も相手チームにとって脅威かと思いますが、彼も累積３枚。
しかも古橋同様に２回目になりますので、２試合出場停止になってしまいます。

そういった事情は、どのチームも似たり寄ったりかとは思いますが、将来有望な期待の若手は数多いですが、やはり選手層の薄さは否めないセレッソですので、不安もよぎります。

次節の対戦相手である福岡は、主力の５人が累積などで出場出来ないとか…。
これはセレッソにとってはチャンスなので、ぜひとも勝利して乏しい得失点差で最後に泣くことがないように、勝点を狙っていって欲しいと思います。