清峰彼岸の(もとい)悲願の初優勝〜!!−第81回センバツ大会・12日目−

  • tokkey
    2009年04月04日 17:50 visibility303


 2回戦、福知山成美戦から尼崎に滞在して7日目の事であった。
 この日はネットを通じて知り合った「清峰応援仲間」5人と一塁側アルプス自由席中腹にいた。


 試合は清峰・今村君、花巻東・菊池君による投手戦となる。
 
 均衡が破れたのは7回表、2死から今大会のラッキーボーイ・嶋崎君が出塁すると、9番橋本君が菊池君のその日最速144キロの速球を弾き返して中越えタイムリー二塁打。
  
 嶋崎君が生還して待望の先制点。




 9回裏、花巻東は2死から菊池君が意地の中前安打、続く横倉君も遊ゴロ安打となり一、二塁。
 
 「もしかして追い付かれて延長?いや下手したらサヨナラ!?」
 ・・・決勝まで来て相変わらず清峰らしい心臓に悪い展開^^;。


 しかし代打で出て来た8番・佐々木大樹君をカットボールでレフトフライに仕留めて試合終了。


 ここに長崎県勢としては春夏通じて史上初の優勝を決めた。


【決勝】:第12日 (甲子園球場)
 清 峰(長崎)=000 000 100 1
 花巻東(岩手)=000 400 000 0
   【清】今村−川本【花東】菊池−千葉



 おめでとう長崎県立清峰高校。
 センバツというと思い起こされるのが3年前、第78回大会決勝で横浜に0-21と屈辱的大敗を喫した時の事。

 やっと悪夢を忘れられる。「あのときの選手たちに恩返しできた」初出場の06年決勝で横浜に0−21の歴史的大敗。
インターネットに中傷、批判記事も書かれ、準優勝の栄誉は踏みにじられた。「人生初めて、穴があったら入りたいと思った」という屈辱を生かし、3年前は出るだけで浮かれていた決勝戦も、今回は冷静だった。「今村もいる。3年前のようには絶対にならない」7回には三飛で全力疾走を怠った吉田智哉を一喝するシーンも。最後までナインと自分自身を引き締めた。





 その後2度の甲子園出場を果たしても、吉田監督の心のどこかにわだかまりがあったに違いない。

 今回は3年前と立場が逆になって、「決勝を見据えた戦い」が出来たのが大きかった。

 選手並びに吉田監督、学校関係者、父兄及び佐々町の方々お疲れ様。

 一つの物語が完結し、ここからまた新たな「清峰劇場」が始まる。




決勝、応援風景。


応援席の生徒さん達。


スタンドの清峰野球部員。


閉会式。














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