1009発

  • spa
    2012年06月23日 10:54 visibility178


う~ん、麗しい・・・



ウサギになりたい(爆)


ではなく・・・




先日行なわれた井岡と八重樫の世界王座統一戦は、日本ボクシング界の新たな歴史の扉を開いたと思います。

日本人同士による初の世界王座統一戦。

ともに減量苦を抱え、特に井岡はこの試合がミニマム級でのラストマッチを公言。

対する八重樫にとっては初防衛戦でいきなりビッグマッチを選び、両者ともに世界王者の地位に安住せず、リスクある戦いに挑みました。

最近は世界王者のステ-タスが落ちつつある。

原因はタイトルの乱立で、世界団体のWBC・WBAは興行優先で、暫定王者・休養王者などを創設。

井岡と八重樫が戦うまで日本人世界王者は史上最多の八人に増えたが、人気面に直結しているとはいえません。

単なる世界王者のままでは注目されない現状に世界王者本人たちの危機感も強い。

最近の日本人世界王者は

「強い相手と戦いたい」

が合言葉になっている。

そんな時代背景と本人たちの強い意志が関係者を動かし、この井岡-八重樫戦の歴史的一戦は実現しました。

試合内容も素晴らしく、試合終了後に大観衆からスタンディングオベ-ションが起きるほどの熱戦で、普段ボクシングを観ないような人たちにも、ボクシングの競技としての素晴らしさを伝えた試合だったと思います。

ミニマム級以外にも現在、日本人同士の統一戦が出来る階級が二つあります。

ス-パ-フェザ-級
WBC王者・粟生隆寛
WBA王者・内山高志

バンタム級
WBC王者・山中慎介
WBA王者・亀田興毅

井岡-八重樫戦を見た王者達も大いに触発されたようで

粟生
「気持ちが高ぶる。内山さんとやりたい」

内山
「最高の試合だった。自分も粟生と戦いたい」

山中
「亀田戦はいつでものぞむところ」

亀田
コメントなし(爆)

と、約一名以外の王者達は統一戦に向けて前向きな姿勢を示す。

いまや、実力不明の外国人との王座決定戦(亀田)や、実力不明の下位ランカ-との防衛戦(亀田)で盛り上がる時代ではない。

この井岡-八重樫戦のような、真の世界王者を決める死闘を続けることが、日本ボクシングの人気復活への唯一の道だと思います。

亀田、逃げんなよ!

ま、それはともかく・・・

本当にいい試合だったな~

井岡の左ジャブは本当に的確で、フェイントも入れながら実に正確に相手をはじきますね。

八重樫の速射砲も素晴らしかったが、目を腫らされたのが誤算でした。

目が腫れなければもっと変幻自在に動いて、多彩な角度から打ち込めたと思いますが、あれだけ腫れるともう正面から行くしか選択肢が無かったのでしょう。

ちなみに、この試合で両選手が放ったパンチの総数は

1009発

だったそうです










spa































































































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