夢は終わった・・・今はただ屍を見つめるだけ。

清武英利氏は情報流出への関与を否定しています。
本人のコメントは「自分は知らない話」です。とりあえず、リークする理由はありません。
逆に、巨人側が清武氏のイメージダウンを狙って罠にはめているとしたら、それにしては今回のことは自分たちの傷が深すぎます。あり得ない。
清武側のメリットは、「まだまだ爆弾を抱えているぞ、言うことを聞かないなら暴露するぞ」という脅かしで今後の交渉を有利に進めようという戦略以外にありません。これはあり得る話です。巨人側は対決姿勢こそ弱めていませんが、今回ですら相当打撃を受けています。球団の機密ということになれば、まださらに深刻な裏の情報を清武さんが持っていることは間違いありません。巨人側が「情報流出は一人しかあり得ない」と言えば言うほど、脅威に感じていることが浮き彫りになります。

巨人側は警察沙汰にすることを仄めかし、何とか抑えようとしていますが、清武氏が犯人であればたとえ逮捕されようと生きている限りはいくらでも暴露はできるはずです。
どうにも噛み合いません。いよいよ本格的な泥試合ですね。

私はちょっと前まで半分本気で清武氏復帰の可能性を夢見ていました。
いずれ和解して握手する日が来るのではないかと。
清武氏とて目的はそこであるはずだと思っていましたが、最近どうも違うのかなと思っていました。この本とか・・・どうなんでしょうね。

「巨魁」
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4898311792/kyuukaiou-22/ref=nosim/

こんな暴露本の小出しをような真似を繰り返すとなると、私は彼の巨人愛を信じられなくなります。



今回の情報流出騒動で清武氏復帰は完全に消えたと思います。
ちょっと前まで我々が見せてもらっていた素敵な夢はいよいよ無残な屍を晒しつつあります。
いい夢を見させてもらったと感謝するけど、もはや清武さんの著作を読んで感動することはないだろう。読者としての楽しみを奪われた恨みは誰にぶつけるべき？？？


清武氏は昨年記者会見を開く前、これから始まる読売との闘いに備えて、球団の機密資料を持ち出したか否か。
当然持ち出したでしょう。まず間違いありません。武器なしで戦争を仕掛けるほどウブな素人ではないでしょう。
今回のことは本人によるリークでなくても、その資料が誰かに利用された可能性もあります。
いずれにしても、巨人のダメージは測り知れないですね。これで今年巨人は優勝しないと見ています。