舎人さん

Miya
2010年06月14日 04:10 visibility311

侍miyaより舎人さんへ

日時： 2010年06月12日 12:05
件名：ご訪問ありがとうございます。

舎人さんは私にとって特別な方です。
ジャイアンツ2軍の試合を貴重な現地レポートで届けていただけるし、
なんと動画までアップしてくださる。
そういう手間をかけてくださることに尊敬と感謝の念を深く抱きます。

ジャイアンツの２軍選手へ持つ夢と期待は大きなものがあります。
江川事件から始まり、度重なる巨大戦力補強で読売への不信、失望は耐え難いものがあります。
今だに文中に「読売」を連鎖想起させる巨人という言葉をあまり使えません。
ペタジーニがジャイアンツに入ってから堀内監督がクビになるまでの間は私の中で完全に「空白」です。
何も知りません。当時はもう野球ファンさえもやめていました。

読売という会社は自民党と同じくらい傲慢で大嫌いです。（今は自民党も地に堕ちましたが・・・）
趣味的に始めた、日記での沢村栄治さんの物語も、
「最後に読売の冷たい仕打ちを書くかどうか」という考えに至り、筆が止まったままです。

ただ、原さんが火中の栗を拾うことになったので、少なくとも彼自身は応援しなければと思いました。
そこで、原さんが抱いている未来のジャイアンツのビジョンが、自分が望んでいる方向に近く、
ジャイアンツというチームを心から愛せるものだと思ったので、喜んでいます。
それは、「はえぬきのジャイアンツの選手を育てて、スターにしよう」という夢です。

当然それは２軍にあります。

私はその話をしたら止まらないほど、好きなんです。
それを実際に見て、書いてくれて、動画まで見せてくれる。

だから、舎人さんは私にとって、ありがたい、特別な人です。

唯一無二の存在として、舎人さんの日記は貴重です。

これからも宜しくお願いします。

舎人さんから侍miyaへ

日時： 2010年06月13日 03:35
件名： Re: ご訪問ありがとうございます。

メッセージありがとうございます。

私のレポや動画アップは好きでやっているだけで、
尊敬されるような存在でも、感謝される存在でもありません。
ただ、自分と近い価値観の人たちと情報や喜びを共有したりしたいのです。
また、ファームでしか見ることのできない選手たちに、
少しでも関心を持つ人が増えればという思いからやっているのです。

もっとも今でこそ、そんな大義名分めいた動機を自分に言い聞かせていますが、
本当はそんな殊勝な動機から2軍の試合を見に行くようになったのではありません。
私が2chやその他の掲示板でファームのことを書き込むようになった時、
みんな今ほどファームのことには関心がありませんでした。
巨人はドラフトで毎年のように即戦力をかき集めることに走り、
育成という発想が希薄なチームだったのです。
ファームはどういう所かというと、一軍の選手がリハビリや調整をする所だったり、
ドラフト下位や滅多に入団しない高卒選手を置いておくための場所でした。
つまり今に比べればはるかにつまらない場所だったのです。
私はそういったファームの改革を訴えたり、
隠れた名選手を紹介することが目的で2軍の試合を見に行くようになったのではなく、
当時、巨人ファンを止めたくても止められないから
仕方なく2軍の試合を見に行っていただけなのです。

元々、私は生まれついての巨人ファンでしたが、
実はナガシマさんの時代に、私も巨人というチームに強い不信感を持ち、
その独善的な球界への圧力や補強の姿勢に激しい嫌悪感を持ったのでした。
周りの巨人ファンは野球を見なくなったり、他球団のファンになったり、
Jリーグを応援するようになったりしました。
しかし、私はどうしてもそういったことができず、
巨人のことを愛憎持ち合わせながらファンを続けるしかなかったのです。
私にとって巨人とは忘れたくても忘れられない故郷のようなものだったのです。

私が嫌悪したのは、ナガシマさん個人というよりもナガシマーナベツネのライン。
問題点は色々あるのでしょうが、一言で言うと、
ファンの選手への思い入れや、選手との一体感をまるで分かっていなかったこと。
ポジションをだぶらせてまで繰り返されるFA補強、
それが自分のチームを強くすることよりも、相手が強くなることを阻止するためだったり、
相手の戦力を切り崩し弱体化させることが目的だったりしました。
当時は勝つことでしかファンの要望に応えることができないと、
本気で考えていたのでしょう。
しかし、そうやって毎年何十億円補強なんて話が出るたびに、
「勝ち星を札束で買うようなことをしてどれだけのファンが喜ぶんだ？」
と悲しくもなり、呆れもしていました。
そんなチームは応援したくても心の奥底でどうしても引け目や嫌悪感を感じてしまう。
そんな悶々とした思いを晴らすため、心の底から応援できる存在として
“もう1つの巨人”を見に行くことになったのでした。
なんだか元々のファームウォッチャーのように思われていますが、
そんないきさつがあって私はファームの試合を見に行くようになったのです。

私はレポや動画アップをしょせん自己満足でしかないので、
気張らずにやろうと自分に言い聞かせながらやっているのですが、
侍miyaさんのように応援してくれる方がいることは本当にうれしいですし、
自分のやっていることもまんざら無駄ではないのかなと思えてきます。
本当にありがとうございます。

これからも末永く話せたらと思います。よろしくお願い致します。