青い稲妻・松本匡史はかくも伝説なのか?(その5)

  • Miya
    2008年02月15日 16:56 visibility8893


「アイツは嫁さん以外は知らないんじゃないか」

 

周囲からそんなふうに揶揄される堅物な男、

それが松本匡史の素顔らしい。

 

引退後の松本は日本テレビの解説者を経て、指導者として巨人に復帰する。

それからずっと巨人一筋だった。

 

89年〜 巨人一軍守備走塁

91年 巨人一〜三軍巡回コーチ

92年 巨人二軍守備走塁コーチ

95年〜97年 巨人二軍監督

98年〜 巨人スカウト

2001年 巨人二軍守備走塁コーチ

2002年〜 巨人スカウト

 

現役引退後にメニエール病(*)を患ってしまい、病気と付き合いながら活動しているそうだ。

 

あまり目立った業績は残せずにいるのはそのためなのか・・・。

 

*・・・ 内リンパ水腫による三半規管と蝸牛の障害により、めまいと耳鳴りや難聴などの発作を繰り返す。

 

 

そして2006年、

突然に楽天のヘッドコーチに抜擢され、注目を浴びた。

 

楽天の野村克也監督はこうコメントしている。


「延々夜中まで野球の話をしても、時計も全く見ず、嫌な顔一つせずに話を聞いてくれるところが気に入った」

 

 

 

はあ・・・・?

 

 

今だによくわからない人事だ。

 

なぜ楽天が・・・、しかも、なぜヘッドコーチを要請したのだろう。

 

しかし、それでもファンとしては、

「おお!これで、もしかしたら松本の時代が来るのか!?」

と、一応は期待してみた。

 

 

 

 




が、これもまた、たった一年の任期で契約を終える。

 

やはり、松本の時代は来なかった・・・。

 

病気を抱える身で現場の真剣勝負に立ち合うのはキツイのか。

 

現在54歳となった松本は再び野球解説者としてプロ野球に関わっている。

 

 

 

こうして見ると、鮮烈な記録を残したわりにはあまりにも短命なプロ野球生活だった。

 

そしてその後の活動もいたって地味・・・。

 

だから、忘れ去られてしまっているのか?

 

だから、原さんの口から「青い稲妻」という言葉が出てこないのか。

 

 

 

 

松本匡史というのは巨人の神話というべき存在だと思う。

 

現在二軍監督を勤める吉村禎章の「奇跡のカムバック」、

高田繁の「決死のサードコンバート」と同じく、

松本匡史の「伊東キャンプの涙汗」は「巨人魂」を象徴する伝説の一つである。

 




 

それは代々語り継がれ、脈々とスピリッツが継承されていくべき「伝説」なのだ。

 

決して忘れ去ってはいけない。

 

 

原さんがどうしても現役の鈴木尚広のことを持ち出したいのなら、伝説になるほどの成功を勝ち取らせてからにして欲しい。

 

もう二度と松本の時代が来なくても構わない。

 

とっとと鈴木の時代が来るように鍛えてまくって欲しい。

 

 

そして、ルーキーの藤村大介。彼には、

「紫の稲妻になります!!!」

くらい自分で言えるようになって欲しいものだ。(笑

 

決して撥(バチ)は当たらないはずである。

 

(おわり)







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