2020年3月、山下航汰の現在地。
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Miya
2020年03月29日 08:28 visibility349
昨年高卒1年目ながら2軍のイースタン・リーグで首位打者に輝いた山下航汰。
12月に台湾ウインター・リーグに参加し、走塁の際に右太もも裏の肉離れをやらかした。
年明けの1月には丸佳浩の自主トレに合流していたので治ったのかと思ったら、2月のキャンプインからは「リハビリ組」。いきなり出遅れた。
そんな2020年の出足ではあったが、最近になってようやく遅ればせながらファームの練習試合に出場できるようになって、誰もが「期待の星」と注目していただけにほっと安堵している。
昨日(3月29日)行われた巨人2軍対3軍の試合でも好結果を残し、観戦した原辰徳監督が1軍昇格をさせる発言をしたようだが、はたしてこれでいいのかなと思ってしまう。
https://hochi.news/articles/20200328-OHT1T50208.html
2月キャンプのブランクは大きい。
それは2度のインフルエンザ発症で今年のキャンプを丸々棒に振ったプロ14年目の坂本勇人にしても同じことが言える。
しかし、プロ2年目の新米でまだまだ育ち盛りの山下だからこそ、なおさらここで焦って欲しくないという危惧がある。
今の打撃で結果が出ているものの、昨年の絶好調時に比べるとまだまだ小手先でやっているようなものみたいだし、結果欲しさに小さくまとまって欲しくない。
山下航汰は守備のセンスはないようだが、打撃だけなら間違いなく歴史に名を残す名打者になる才能を持っている。
だからこそ、あえて「急がば回れ」と思う。
最近原監督がセ・リーグのDH制度採用を訴えかけているが、これはひとえに打倒パ・リーグというか「日本シリーズでソフトバンクに勝つ」ための戦略だと思う。監督としてはどんな手を使ってでも勝つことに執着するのが名将たるゆえんなので原監督はひたすら仕事をしようとしているだけの話であるが、もしかして頭のどこかにこの若い芽のことが意識下にあるのではないかと思うほど、山下航汰の才能は打撃に秀でているし、守備力の無さが1軍スタメン起用のネックになっている。
一方で、そんな思いを「くだらない考えだ」とあっさり一蹴するように守備での成長を見せて欲しいとも思っているが、これはどうだろう。
今は巨人から他球団に移籍してしまったが、現日本ハムの大田泰示、現DeNAの中井大介は巨人時代にわりと守備で難ありと叩かれたが、今他球団に移ってからそんな話は聞こえて来ない。巨人では守備のミスをことさら大きくクローズアップする伝統のようなものがあるのかもしれない。
是非とも山下航汰には短所が気にならなくなるくらいに長所を伸ばして欲しいと願うのみ。
大きく羽ばたいて❗️
- 事務局に通報しました。
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