来た見た勝った〜西武・菊池の初白星(昨日の話)

  • 仲本
    2011年07月01日 22:12 visibility149


(内野上段席から携帯カメラではこれが限界)


こういうのは球場観戦組がいち早くあげないとダメなのだが昨日は痛恨の「寝落ち」。

思えば、この投手を球場で見るのは2度目である。

2009年夏の甲子園・準決勝。ケガのためベンチスタートとなった菊池投手はピンチに緊急登板。「投げられるのか」。超満員のスタンドから降り注ぐフラッシュの嵐の中での投球練習だった。しかしケガの影響はいかんともしがたく、痛打を浴びてわずかな球数で降板。高校3年の夏は終わった。

この日の京セラは夏の甲子園の熱狂とはほど遠く、のんびり静かなものだった。とはいえ、プロ一軍の試合である。菊池投手は前回登板で序盤に連打を食らってノックアウト。二度目のチャンスにプロなら結果を出さねばならない。

幸い、この日味方打線にはいいところで一本が出た。小刻みに点を重ねて5回表までに5−0とリード。5回裏も簡単に二死をとったが伏兵バルディリスにソロ本塁打を浴びる。(もったいないなあ…)、援護点があるとはいえここは三人で切ってとり、まだまだいけるということを示してほしかったのだが。5回1安打無失点ならたとえこの後崩れても次に向けてのアピール度は違ってくるだろう。
6回は先頭の大引に四球、打順1番に戻って坂口にもカウントスリーボールナッシングから四球。考えすぎの狙いすぎ、というやつでこの試合初めてのピンチらしいピンチを迎えた。「限界や限界!」オリファンからはヤジがとぶ。
西武はたまらず投手交代。無死で走者を二人残して残り4イニングを継投陣に託すことになった。代わった岡本篤投手から田口のタイムリーで1点返して3点差。一死一、二塁と一発出ればたちまち同点の場面でT−岡田を迎えたが、結果は最悪の併殺打となった。対する西武は中村がこの日二本目のアーチを左翼ライン際の上層スタンドに叩きこんで再び4点差。このリードを保って試合が終わった。

速けりゃいいというわけではないがこの日の菊池投手の直球は主に130Km後半、快速左腕と騒がれた高校時代には及ばない。何より先発投手は相手が中軸だろうとピンチの一つや二つくぐり抜けられなくては。
ともあれ、二年目シーズン前半戦で待望の先発勝ち星が一つついた。見たところしなやかな投球フォームは健在だ。再びスターへの階段を昇り、満員の球場を沸かせることができるだろうか?

(ビジターなのでヒーローインタビューも控え目に)





















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