秋季大会放浪記~だんじり祭のその裏で・岸和田高校

  • 仲本
    2011年09月17日 22:24 visibility382

岸和田のだんじり祭りといえばテレビでよく紹介されるのが9月の祭礼。今年は17日・18日の2日間にわたって行われます。地元ではこの時期仕事も勉強もほっぽって祭り一色になるという噂ですが、よりによってこの祭礼の日、岸和田高校野球部は今年の秋季大会の初戦の試合日にあたってしまいました。対戦相手は夕陽丘高校。中村雅俊の主演ドラマみたいな名前の学校ですが(古いなあ)、どちらも創立100年を超える大阪府立の伝統校です。住之江球場の第一試合でした。

 

大阪市内にありながら朝から住之江まで行くのは意外にひまがかかる。幸いにも家の近所から1時間に2~3本しかない住之江公園行きのバスにあまり待たずに乗れたのでよかったのですが…、

家に携帯忘れてきた(>_<)。

テンションだだ下がりになって球場へ到着してみると、試合はすでに始まっていて、岸和田は初回に5点を失っていました。なんじゃいだらしない。祭りが気になって試合に身が入っとらんのとちがうか、と思って見ていると、3回にも1点を失って0-6。両校の新チームの実力は全く知りませんが、コールドゲームの可能性も出てきました。

4回、岸和田はエラーとヒットのランナーを2,3塁に進め、2死からサード前の緩いゴロ。これが悪送球を誘って2点を返します。さらに二塁に生きた走者をタイムリーで迎え入れ、3-6とします。連打こそありませんがなんとかかんとか点差を詰めました。しかしその裏、夕陽丘はエラーで出塁した走者をこちらも2死からレフト線への長打で還し、点差は再び4点。

 

6回、岸和田は先頭打者が内野強襲安打、続く打者がバスターを成功させて無死1,2塁。しかしここから夕陽丘の好守にはばまれて2死になりました。ここを無得点で終わると夕陽丘逃げ切り体制かというところでしたが、粘って四球で満塁。続く打者がレフト前に弾き返して再び2点差。その裏夕陽丘も先頭打者をヒットで出し、型どおり送って1死二塁。続く打者がライト前ヒットを放ちますが、追加点を狙った走者を本塁返球クロスプレーで刺します。これが大きなプレーになりました。

粘る岸和田は8回・9回に1点ずつ返して7-7の同点、延長10回も2死三塁から引っ張り込んだ打球が三塁線を痛烈に抜き、ついにこの試合初めてのリードを奪います。メモを見るとこの試合の8点はすべて2死からの得点だったようです。

10回裏、夕陽丘は二つの四球とヒットで2死満塁のチャンスを迎えますが、最後の打者がいいあたりながら投ゴロに打ち取られ試合終了。岸和田が6点差をひっくり返す逆転劇を見せました。

 

▽秋季高校大阪大会2回戦

岸和田 000 302 011 1/8

夕陽丘 501 100 000 0/7

※組み合わせの都合上、両校とも2回戦が初戦

 

秋季大会1回戦ということで大阪では学校のグラウンドで試合をやることも多く、この日は球場を使用しましたが入場無料でした。スコアボードには選手名は記載されておらず、第一試合では打順もわかりませんでした(ただ、打順ランプは第二試合では途中で機能していていることに気づきました。第一試合はわたしが見落としていただけかもしれません)。

ユニフォームは岸和田高校が白帽子に緑のアンダーシャツ、緑に白2本線のストッキング。胸マークは「KISHIWADA」。夕陽丘高校は帽子・アンダーシャツ・ストッキングが濃紺(黒)?、左胸に筆文字でタテに「夕陽丘」。

途中雨がぱらっと降ったりやんだりで、スコアをメモするノートが濡れないようにするのに難儀しました。関西では三連休はずっとこんな天気かもしれませんね。

 

なお、第二試合ではこれも大阪南部の伝統校・三国丘が登場しました。途中まで観戦していましたが三国丘はやや劣勢でした。これも画像はありませんが、ユニフォームは例のやつでした。対する北かわち皐が丘、こちらは胸のマークは横書きで「皐が丘」、大阪らしく白ユニに帽子・アンダーシャツ・ストッキングはすべて黒(ストッキングは白2本ライン)といういでたちでした。

 

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