1000冊記念北九州祭りおまけ~嗚呼、花の応援団
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仲本
2015年10月10日 18:33 visibility898
漫画「嗚呼!花の応援団」の舞台は南河内大学だが、大学はともかく高校においては応援団文化は大阪はじめ関西にはあまり根づいていないように思う。大阪はご存じのとおりブラスバンド・太鼓も禁止でひたすら控え部員が声でパラッパパラッパいってるのがスタンダードになっているし、そもそも関西で応援団が華やかならば、そのうち「どこが最強か決めようやないか」と抗争に明け暮れるに決まっているのである(←偏見です)。
30歳を過ぎてから生まれて初めて神宮球場に東京六大学野球を見に行ったが、「ああ、やはり原点はここにあったのだな」という感慨を覚えた。むかし甲子園大会でよく聞いたが今ではすっかり耳にしなくなった曲がふっと聞こえてきたりする。甲子園に出場を決めたチームは六大学のどこかに応援指導を頼むなんて言う話も結構あったはずで、そのあたり、関西組はOBのパイプも少なかったということもあるのだろう。その反動なのかどうなのか、関西の強豪はブラスバンドに結構趣向を凝らしていて、有名どころはそれぞれ特徴的な曲を持ってやってくる。
というわけで、関東のどこかの高校大会でスタンドに「演台」が組まれているのをはじめて見たときはずいぶん驚いた。以来よその地方に行くときは(物珍しさで)そのあたりも見てくることにしている。
ちなみに、甲子園球場のアルプススタンドは下段に広めの通路があるので、応援リーダーはそこでなんやかややることになる。
今回見た福岡の伝統2校はその点期待を裏切らず、きっちり演台を組んできた。小倉高校は球場から近い場所にあることもあり、少数ながらブラスバンドも来ていた。すべてではないが、六大学スタイルの曲も披露している。演台は球場備え付けなわけがないので、自分たちで用意してくるのだろう。
東筑高校のものにはちゃんと校章が入っている。こちらはこの日は太鼓のみだった。小倉・東筑どちらの学校にも男子に交じって女子生徒のリーダーが何人かいるのは今のご時世では普通のこと。
東筑試合前。身もふたもない言い方をすれば応援団がにらんだところで野球の結果には何の影響もないのだが、これも様式美というもので、きっとこの子は毎日下駄で頭しばかれたりしばいたりしているのだろう(←だから偏見だってば)。
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