春江工放浪記おまけ～駅と空港

仲本
2013年03月13日 22:47 visibility380

さて、春江工探訪を終えて、帰りはＪＲの春江駅から福井方面に戻ることにした。駅への道すがら、白いヘルメットをかぶり自転車に乗った制服の中学生の一団がかたわらを過ぎていく。

木造駅舎の入口には春江工の出場を祝う看板が掛けられている。今しがた列車が出たところらしかった。待合室の時刻表によると次の福井方面の列車は、

１時間１０分後

(´д｀)。

乗り降りの駅を違えるとこういうことにもなる。待合室のテーブルには春江工への応援メッセージが書ける白い布が置いてある。千羽鶴もあってこれらはもう少しすれば学校に届けられるらしい。

さすがに手持ちぶさたなので一度駅を出ることにした。時間があれば寄ってみたい場所がある。

駅からかれこれ20分ほど歩いたところにあるのが福井空港だ。「福井に空港なんて初耳」と思われるかもしれないが無理もない。定期便は昭和51年を最後に長らく発着していないのだ。空港のパンフレットを読むとこの空港のたどった不遇な沿革がよくわかる。

とはいえ空港は旅客機だけのものではない。商用の小型機やヘリコプターにとっては貴重な発着場だし、その気になれば操縦士免許の訓練飛行だってできるのだから。

空港の展望台からは飛行機の発着は見られなかったが、小鳥の声はよく聞こえた。