98回目の夏~皆勤校・神戸高校
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仲本
2016年07月10日 22:27 visibility1146
今年も地方大会バカの季節がやってきました(苦笑)
兵庫大会は昨日から開幕。雨が心配されましたが開会式と1試合を強行し、大会2日目も予定通りです。姫路球場の第二試合に登場するのが県立神戸高校。第1回から予選皆勤を続けているチームが、今年の夏も地方大会に姿を見せてくれました。
学校の前には出向いたことがありますが、試合を見るのは初めてです。一部マニアにぜひご紹介したいのがこのユニフォーム。細めのゴシック体で「KOBE」、その下に「HS」と入っているのが特徴です。白と黒のシンプルなデザインは大阪の連盟が見れば泣いて喜ぶでしょうね。
今大会の初戦は姫路球場の第二試合に登場しました。対戦相手は夢前(ゆめさき)高校。あれですか、夢かなうまでなんとかいうやつですか、と思われるかもしれませんが、れっきとした地名で県立高校。姫路市の北に夢前町という町がありました。いつの間にか姫路市に編入されていたんですね。知りませんでした。
こちらのユニフォームは漢字で「夢前」。なんだかミュージックビデオにでも出てきそうです。
先手を取ったのは夢前でした。3回の表、この回先頭の9番・幸福(こうふく)が高めに浮いた球をセンター前へ。二死後、3番の福本がジャストミートした打球はライナーでレフト芝生席へ飛び込みました。4回表にも夢前は二死2塁から、先ほどヒットを打っている9番の幸福。追い込んでおきながら最後の球がやはり高めに浮き、打球は内野を越えてライトの前にポトリ。この試合序盤のまさにラッキーボーイの活躍で優位に試合を進めます。神戸は先発に背番号16の力投派右腕・菅原投手をもってきました。まっすぐのキレはありそうでしたが、勝負球がやや甘かったでしょうか。
神戸は5回から背番号1の島内投手に交代。
島内投手は長い腕をしならせる魅惑の右アンダーハンドで、これだけでも姫路までわざわざ来たかいがありました(変則投手マニア?)。5回、6回で三振5つを奪います。6回裏には神戸の5番・伊藤がレフト線へライナーのソロホームラン。何とか粘れば勝機も出てくるんじゃないだろうか、と思ったのですが。
7回以降、神戸には手痛い送球エラーが重なって、とれるはずのアウトが取れません。7回の1点、8回の3点はいずれも二死からのタイムリーでした。
夢前高校のエース左腕・藤原投手はいったん上体を沈めてからスリークオーターで投げ込んでくるやや変則フォーム。緩急をつけた投球に神戸打線は最後まで合いませんでした。座っている位置からはよくわかりませんでしたが、右打者の外のボールの出し入れも巧みだったのかもしれません。神戸は9回二死から内野安打2本を皮切りに、走者一掃の三塁打で3点を返しましたが、大勢に影響なし。どうも神戸はもともと打力が弱かったのかな、という印象です。
(♪そして一つが終わり~、試合終了時のスコアボード。結局12-4と大差になりました)
(こちらは夢前の応援スタンド。夢はまだ続く)
sell甲子園への道
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