明石&大洋おまけ

  • 仲本
    2010年09月01日 23:38 visibility297




この前の土曜日、高校軟式大会を見に行った明石公園野球場はJRと山陽電車明石駅の北側すぐのところにあります。公園の入口に銅像が立っていました。はて、誰だろう。なんの気なしに案内看板を見てみると…、




「中部幾次郎・大洋漁業株式会社の創業者」と書いてあるではありませんか。この日はちょうど明石に向かう電車の中で、これもこの前日記に書いた大洋漁業野球部の本を読んでいたところでした。明石球場には何度か来ていましたが今まで銅像が立っているなんて気にもとめていませんでした。こういう偶然を拾うあたりが放浪の面白いところです。

なるほど明石も目の前の海でとれる鯛やタコなど水産物で名高いところですが、銅像の幾次郎氏は先祖代々の土地・明石から商機を求めて海の要衝・下関へと拠点を移します。目論み通り商売は発展し、昭和初めの時点で日本の三大漁業会社と呼ばれるまでになりました。戦争で一時苦境に陥ったものの、戦後に復活。資力を基に長男の兼市氏が大洋漁業野球部を発足させ、プロ球団大洋の初代オーナーにもなったというわけです。

下関に大洋球団があった当時の球場などはやはりというか、現存していないそうですが、機会があれば下関をゆっくり訪れてみたくなりました。






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